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ドゥドゥビ ドゥビドゥビ ドゥビドゥヴァー 灯がともる。 [芸術]

DSC_0159.JPG20代のとき、当時付き合っていた彼女が横須賀に住んでいて、毎週のように横浜でデートをしていた。待ち合わせは決まって西口にある岡田屋モアーズ地下の喫茶店。ここを起点に、元町、港の見える丘公園、山下公園など、定番のデートスポットによく行ったものだ。でも別れてからは、横浜に行くのはせいぜい年に一回程度になった。

ということで、昨日、久しぶりに横浜に行ってきた。今は湘南新宿ライナーという便利な電車があって、新宿から横浜まではわずか30分程度で行ける。ところで、今回の横浜散歩の目的は二つあって、一つは牛鍋を食べること、そしてもう一つは青江三奈「伊勢佐木町ブルース」の歌碑(写真)を見ることだった。

牛鍋は、今のすき焼きのことで、明治初期、横浜で生まれた。江戸末期に横浜が開港すると、居留地の外国人が牛肉を食べるなか、それまで牛肉を食べる習慣のなかった日本人が牛肉を食べるために工夫した料理が牛鍋だったと言われる。文明開化の味がするとされる牛鍋。以前からどんなものなのか興味があったのだが、実際食べてみると今私たちが日常的に食べているすき焼きと違いがないことがわかった。しかしながら、今まで見たこともない牛肉の塊を目の前にして、当時の料理人たちが悪戦苦闘する姿に思いを馳せると、格別のものがあった。

さて、横浜にまつわる歌謡曲は多い。「ブルーライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)、「よこはま・たそがれ」(五木ひろし)、古くは美空ひばりの「港町十三番地」もそうだし、私のカラオケ十八番の一つ、中村雅俊「恋人も濡れる街角」も横浜を歌った曲だ。そんななか、異彩を放っているのが青江三奈「伊勢佐木町ブルース」だと思う。この曲の作詞は「月光仮面は誰でしょう」「誰よりも君を愛す」「おふくろさん」など、多くのヒット曲を手がけた川内康範。

「伊勢佐木町ブルース」には斬新というかユニークな歌詞が二箇所ある。一つはイントロの「あーっ、あーっ」という艶っぽいため息(正確には歌詞ではないかもしれないが)。もう一つは、各番の最後に出てくる「ドゥドゥビ ドゥビドゥビ ドゥビドゥヴァー」。これ、意味というものはないのかもしれないが、結構私は好きだ。伊勢佐木町に行かれた折には、歌碑にあるボタンを押すと昼間から「あーっ、あーっ」を聞くことができますので、試してみてください。

昨日の横浜は風が強く、寒かった。横浜から伊勢佐木町までは、横浜市営地下鉄を利用した。その車内で、えっと思う放送を聞いた。「横浜市営地下鉄では、全席、優先席になっております」。全席、優先席。最初聞いたときはとてもいいことだなあと思ったのたが、時間が経つうちに「本当にそれでいいのかなあ」と疑問になってきた。

高齢や身体が不自由な方々に心遣いを示すことは大切なことだ。でも、全席優先席と言われると、一般の乗客は席に座りにくくなる。なぜなら、座ったはいいものの、高齢や身体の不自由な方々が近くにいないかどうか常に緊張して周囲に注意を払っていかなければならなくなるからだ(当然、座って眠ることなんてできない)。それならいっそのこと最初から座らないほうがいい、そう思う人も少なくないに違いない。全席優先席と声高に叫ばなくても、高齢や身体の不自由な方々には席を譲りましょうと啓蒙を続けていけば、たとえ優先席でなくてもそのような方々に席を譲る一般乗客は増えてくるのではと思うのだが、如何だろうか(全席優先席にかえって反感を覚える一般乗客もいるような気もする)。

さて、酒浸りの日々が続いているので、たまに身体の「手入れ」をしようと思い、横浜の帰り、鶴見にあるアロマリラクゼーションサロンに行って、トリートメントを受けてきた。今回初めてラストーンセラピーというのを体験した。ラストーンセラピーでは、玄武岩などを使った温かい石と、大理石などを使った冷たい石を使いながら血行を促進させ筋肉をほぐし、温と冷の温度差を利用することによって免疫機能などを促進させるのだそうだ。こちらのサロンの美人オーナー上田さんからいろいろなことを教わり、身体のほうもスッキリして鶴見を後にしたまではよかったのだが、その後新宿で多めの「色つき水分補給」をしたのは少し失敗だった。

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