SSブログ

あなた、ちょっといい女、でもズルい女、嫌い。 [BOOKS]

se-k-051-01.jpg♪Bye-Byeありがとう さようなら 愛しい恋人よ
あんたちょっといい女だったよ だけどズルい女

お馴染み、シャ乱Qの「ズルい女」の一節である。ちょっといい女でも、ズルい女は嫌だ、どんなにイケメンの男でも、ズルい男は嫌だ、なんとなくわかる気がするけど皆さん如何だろうか。

どういう人間が好きかと聞かれると即答できないが、どんな人間が嫌いかと聞かれると即答できる人は多いような気がする。思うに、「ズルい人間」、「卑怯な人間」、こういう人間を私たちは最も嫌うのではないだろうか。

ベストセラー『国家の品格』の著者である藤原正彦さんは、子供向けに書かれた『心に太陽を 唇に歌を』という本で自身の子供時代の話を例に挙げながら、「卑怯な人間になるな」と子供たちに説いている。彼の父で作家でもあった新田次郎氏は、卑怯な行為として次の五つのことを藤原氏に厳禁したそうである。1.大勢で一人を殴ること、2.大きな者が小さな者を殴ること、3.男が女を殴ること、4.武器を用いること、そして、5.相手が謝ったり泣いてもなお殴ることの五つである。要するに、平たく言えば、弱い者いじめをするなということであろう。

夕方テレビを観ていたら、一昨日引退を表明した朝青龍をハワイまで追跡する様子が放送されていた。引退まで追い込まれた彼のこれまでの言動は非難されるべきものは確かにあると思うが、引退という最も重いケジメを彼はつけたわけだから、もう放っておいたらいいのではないだろうか。上述の新田次郎氏の教えに従えば、このテレビ局の行為は「5.相手が謝ったり泣いてもなお殴ること」、正にこれに該当するのではないかと思う。

死人に鞭を打たない、これは日本人の誇るべき道徳観だと思う。世間の前で文字通り「謝り」そして「泣いた」朝青龍はいわば「死人」同然なのである。その「死人」に対していつまでも「鞭を打とう」とする一部マスコミの姿勢に、無神経と気味の悪いものを私は感じる。

さて、昨日は新宿二丁目で寒ぶりのしゃぶしゃぶ鍋というのを頂いた。時節柄、鍋はいい。北海道の鍋と言えば、もちろん石狩鍋(写真)。ぶつ切りにした鮭と野菜を味噌仕立ての汁で煮込んで頂く。そういえば、石狩鍋、しばらく食べてないなあ。今月22日に札幌に行くことになったので、久しぶりに石狩鍋食べて温まってこよう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。