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1日の適正酒量、ビール中ビン1本、日本酒1合、物足りないです。 [時事]

1280_1024_may.jpg酒は百薬の長とは、適度な飲酒は健康に良いという意味であるが、「適度な飲酒量」とはどのくらいの量のことか、皆さんご存知だろうか。厚生労働省が適度な飲酒量のガイドラインを出していて、それによると、一日当たり、ビールで言えば中ビン1本、日本酒で言えば1合、ウィスキーで言えばダブル1杯と、思いのほか少ないのである(それぞれ1日あたり純アルコールで20グラム相当で、計算式は、アルコール容量(例えばビール中ビン500ml)×アルコール度数(ビール約5%)=純アルコール(約25グラム)となる。正確にはアルコールの比重も考慮するが、ここでは無視。)。

自分のことを考えてみると、一回飲みに出ると純アルコールを少なくとも100グラムは消費している。週に最低2回、多いときで5回は飲みに出ているから、平均を取って週3回飲みに出ていると仮定すると、一週間の純アルコール消費量は100グラム×3回=300グラムになる。厚生労働省のガイドラインは1日20グラムであるから、1週間は140グラム、つまり、私は適度な飲酒量の倍以上のアルコールを飲んでいる計算になる。

世界保健機関(WHO)の2004年版アルコールに関する調査によると、純アルコール消費量の一番多い国はウガンダの18.47リットル(年間)で、以下、ルクセンブルグ、チェコ、フランス、ドイツ、オーストリアなどのヨーロッパ諸国が続く。わが日本は、7.38リットルで、第50位の少し下あたりにランクしている。

日本の7.38リットルはどう考えたらよいのか。厚生労働省のガイドラインは1日20グラムであるから、これに365日を掛けると、年間7,300グラム、つまり、7.3リットルになる。つまり、アルコールを飲む量は人によって当然異なるが、国民平均で見てみると、日本人は厚生労働省のガイドラインをほぼクリアしていると評価できるのである。

さて、世界保健機関は今日行われた年次総会で、過度な飲酒を減らすための指針案を承認した。具体的には、酒の飲み放題、酒の安売りをしないよう加盟各国に求めていくとしている。酒飲みの私からすると、何とも寂しい話である。酒、タバコ、性などの「嗜好品」は、過度に規制しないほうが全体的には上手くいく、これが私の持論なので、加盟各国に対して強制力はない今回の決定ではあるが、各国が過剰反応しないよう期待したい。

さて、今週はめずらしく出張がなかったが、来週、再来週と二週続けて札幌に行く。札幌と言えばススキノ(私だけかもしれないが)。北の歓楽街ススキノに行くと、純アルコール消費量が東京以上に多くなってしまう。あっ、そうだ、調査研究と称してイクラ丼もしこたま食べてくることにしよう。

写真は、サッポロビールの今年のキャンペーンガール。北海道には北海道限定のサッポロクラシックという超旨いビールがある。

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