SSブログ

踊りへの愛、歌への愛、そして私は酒への愛。 [芸術]

20100624_880839.jpgサザンオールスターズの桑田佳祐さんが食道がんの手術をした。術後麻酔から覚め、すぐに声を出したそうだ。当たり前のことであるが、歌手は歌えてこそ歌手であるから、桑田さんは元通りに声が出るかどうか、本能的に確認したに違いない。いずれにしろ、手術が無事成功してよかった。

さて、一昨日、神楽坂の小劇場で、コンテンポラリー・ダンサーで振付家でもあるJOUさんのソロ公演を観てきた。JOUさんの踊りを拝見するのはこれで三度目になる。そして昨日、南青山のライブハウスで、若手実力派シャンソン歌手、サカイレイコさんのコンサートを観てきた。日頃酒ばかり飲んで自堕落な生活をしているので、たまには芸術に触れて心洗われよう(?)、そう思ったのである。

才能ある二人の女性の踊りと歌を前に、私なりにいろいろと考えるところがあった。「下手の考え休むに似たり」という諺もあるが、そう言わず、我慢して少しだけ付き合ってもらいたい。

JOUさんの踊りを観ていて、踊りは尽きるところ「形(フォーム、シェイプ)」だなとつくづく思った。なぜなら、わかり切った当たり前のことであるが、踊りには歌も楽器もなく、あるのは唯一、肉体が創り上げる「形」だからだ。踊り手にはこの「形」に対する徹底したこだわりがあり、また、愛情も深い。そして、この踊り手のこだわりと愛情が「形」を美しく表現したとき、我々観客は「形」から言葉にならない言葉を聞くのだと思う。

サカイレイコさんも歌に対するこだわり、愛情が並大抵ではない。彼女はコンサートでこんな話をしていた。「エディット・ピアフの曲を上手く歌おうと思ったら、彼女の曲を一日何十回も聴けば誰でも歌える。」。素人がピアフの歌を上手く歌いたいと思っても、彼女の曲を聴けるのは一日せいぜい数回かもしれない。これは、歌に対する愛情というよりは、好奇心の範疇だ。プロには愛情があるから、ピアフの曲を何度聴いても飽きない、そういうことなのだろうと思う。それにしても、サカイさんのシャンソンを聴いていると、プロの歌声というのはまさに「声の楽器」だということがよくわかる。

さて、昨夜は、サカイさんのコンサートの後、新宿で少しだけ飲んだ。毎日のように酒を飲んでいる私であるが、考えてみると、私は酒好きではあるが、別に酒に愛情があるわけではない。もし、酒に愛情なんて持ってしまうと、大変なことになってしまう。多分、一年後くらいには肝硬変になっているかもしれない。

写真は、元バレエダンサー、草刈民代さんのヌード写真。見事な「形」です。

nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 6

まさまさ

ライブコンサートですか~。そういえば、当分行っていないですね。先日井上陽水のコンサートで、時間を待って電話しましたが、つながるはずもなく、取れるはずもなく。こんなふうにチケットととろうなんて時代遅れもはなはだしいかもね。今はファンクラブとか入ってないとチケット取るのは厳しいようですね。

その昔、学生時代、「風」(伊勢正三と誰か)のコンサートへ行ったのが最後かもしれません。その中のアンコール曲で「ささやかやなこの人生に」のイントロ部分を、正やんがギターでかっこよくアレンジして弾いていたことを昨日ように覚えています。

感動といえば、甲子園の高校野球球児たちの一球一打に打ち込む真剣な眼差しに感動しており、時にはTVの前で一人で泣いております。

最近ではTVのドキュメンタリーぐらいで感動して泣いている変な中年おやじになっております。


by まさまさ (2010-08-09 11:26) 

たかね

karubiさん こんにちは

芸のためなら女房も泣かす~♪  あっちのゲイの話じゃありませんね

先週金曜日に琥珀で飲みました。ほぼ開店時間に行ったのですが、先に初老のチョイ悪風おやじ客が飲んでいた。

話すうちに、なかなかこなかの人物のように感じ(声がいい・・・ママと同意見)、ついついべらべら話しこんだ。

連れが後から来たが、時折、そのおやじと会話をしながら飲んでいたところ、芸の「艶」の話になった。

「書道を続けた方がいいよ」 おやじに言われた。

書道しかり小唄しかり。艶が出るところに異性?あり。感情の機微の表現は、性的な刺激により一段と研ぎ澄まされていく。

そんな心境に到る前に、溺れてしまうのではないだろうか? などと小人ゆえに已むなし、と思ってしまうのだが。。。

以前、通っていた書道の先生は「イケメン」だったからなのか、、、私の書に艶が出なかったのは。。。

とすると・・・ 優ちゃんにでも弟子入りして・・・ △×□kPtY○hhh
妄想だけで化けの皮が剥がれてしまうのであります。

人を感動させる「美」「こだわり」 には敬服の至りなのです。

by たかね (2010-08-09 15:46) 

karubi

まさまささん、おはようございます。

井上陽水、私も好きですね。
1970年代のフォーク、ニューミュージック、懐かしいですね。
ちなみに、私がカラオケでよく歌う陽水の曲は「make-up shadow」、
「新しいラプソディー」「いっそセレナーデ」などです。

高校野球、私の出身地、北海道の二校は昨日、相次いで一回戦で
敗退しました。北海道の高校は野球が弱いという常識を破ったのが、
今から6年前の、駒大苫小牧の初優勝でした。
そして今から4年前、3年連続の夏の甲子園優勝をかけた大会では、
現在楽天で活躍する田中マー君が力投しましたが、早実・斉藤投手の
前に敗れ、惜しくも準優勝となりました。

私はこの大会のとき、駒大苫小牧の準決勝の試合を観るために、
急遽、甲子園に行きました。夏の甲子園球場、いろいろな意味で
「アツかった」ですね。
私思いますが、日本の国民的スポーツはやはり野球ですね。
残念ながら、サッカーではないような気がします。

karubi


by karubi (2010-08-10 07:37) 

karubi

たかねさん、コメントありがとうございます。

実は私も小さい頃書道教室に通っていました。
教室には私と同い年の女性もいましたが、異性に対する
目覚め(?)がまだなかったころなので、そのせいかどうか
知りませんが、字のほうはあまり上達しませんでした。

この頃、女流書道家をよくテレビなどで見かけますね。
正直、字が上手いのかどうかわかりませんが、芸術は
人の心を動かすかどうかということですから、字そのものの
上手い、下手ではなく、全体的な「形」がそれを見る
人の心に響いたなら、それで成功なのだろうと思います。

ダンスも「形」ですが、書も「形」なんでしょうね。
いずれにしろ一度、ゆうママのお弟子さんになられたら如何
でしょうか。

karubi




by karubi (2010-08-10 08:48) 

NO NAME

>私がカラオケでよく歌う陽水の曲は「make-up shadow」、
「新しいラプソディー」「いっそセレナーデ」などです。

そうでしたか。私はよく歌うほどではないのですが、まあ歌うとしたら「少年時代」「夢の中へ」(これは大勢で合唱)、そして締めはやはり郷ひろみの「2億4千万の瞳」でしょう~。(ちなみに、某たかね氏は、歌が自分の持ち歌とかぶってしまうと言ってカルビさんに対して脅威を感じております)

陽水の場合、新しい歌よりもデビュー後少しあとの歌が好きですね。アルバム「氷の世界」「二色の独楽」「招待状のないショー」等々、、、。
by NO NAME (2010-08-10 12:51) 

karubi

まさまささん、こんばんは。
陽水のアルバム「氷の世界」、私も買いましたよ。
私が初めて買ったレコード(CDではなくあくまでレコード)
は、洋楽ではサイモン&ガーファンクル、そして邦楽では
「氷の世界」でした。

今度、たかねさんとカラオケ対決しないとだめですね。
場所は、かんちゃんの「月光」でしょうか。

karubi
by karubi (2010-08-10 21:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

この広告は180日新規投稿のないブログに表示されます