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ハリを刺す手に、目がついていました。 [北海道]

RIMG0042.JPG40肩で肩が痛い。50肩というのもあるらしい。私は丁度今50歳なので50肩のほうが相応しいような気もするが、40肩のほうが一般的な言い方のようだ。40肩で何が困るかといえば、腕が上手く回転しないので、背広やコートなどに腕を通す際に激痛が走る、浴室で身体を洗う際に腕が背中に回らないので、背骨の周辺をうまく洗えないなど、日常生活にいろいろ不便なことがある。

ということで、あまりに肩が痛いので、生まれて初めてカイロプラクティックスと鍼灸院に行ってきた。カイロでは、身体のことをいろいろ検査され、足の長さが左右違うとか、肩や首がバリバリに張っているとか、股関節がよくないとか、40肩以外で身体の悪い点をいくつも指摘された。要は、身体がボロボロということらしい。鍼灸院でも同じようなことを言われ、どうやら、「身体の整備」が必要なタイミングにあるらしい。

カイロでも鍼灸院でも、施術をする際に私の身体全体を見て、そして触診をして、どこが悪いのか調べることがわかった。特に鍼灸では、首、肩、お腹、足など、身体の上か下まで軽く押しながら状態を確認し、ハリを刺す適切なポイントを見つけているようであった。

鍼灸師の竹村文近氏が『はり100本』という本を書いている。本のタイトルどおり、竹村氏は大袈裟ではなくハリ治療で100本くらい患者の身体にハリを刺すのだそうだ。それも、普通よりかなり深く刺すので、ハリを刺された患者はかなり痛いらしい。でも、多少痛くても効果抜群ということで、タレントのタモリ、ピアニストの山下洋輔、デザイナーの稲葉賀惠、女優の加賀まりこなどが彼の顧客になっていることも紹介されている。

さて、人間の身体には約300ものツボがあるといわれている。人体には「気」と「血」の運行経路である14本の経絡があるのだが、ツボはその経絡上に存在するのだそうだ。ただ実際には、これら300ものツボをすべて覚える必要がなく、せいぜい30程度覚えていれば治療は可能なのだそうだ。

竹村氏の師匠は彼にこう言ったという。「まず10年間は、按摩(あんま)をみっちり勉強することだ。揉んで揉んで揉み抜きなさい。そうすると、手に目がついてくる。そうでないと鍼は刺せない。手に目がつくと、鍼を刺すべきところで自然に手が止まるようになる。解剖学や鍼灸理論といった机上の学問などしなくてもよい」。「手に目がつく」、なんとも含蓄のある言葉ではないか。

さて、今、新千歳空港の待合室にいる。本来ならもっと早い便で帰京する予定だったのだが、午前中、新千歳空港の滑走路の除雪が遅れたことから、予定より3時間遅い便で新千歳空港を発つことになった。普段の精進が悪いとこういうことになる。

写真は新千歳空港内の様子。私がこれまで行った国内空港の中で、羽田空港も含め、新千歳空港のお土産などの売店、レストランが一番充実しているように思う。

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コメント 2

たかね

昭和初期?の浪曲師(都々逸、さのさです)の
三亀松(ミキマツ)が、鍼が得意だったようです。

書画は剣に通ず(こんな文言だったような?)なのでしょうか
芸を極めるもののこだわりなのか
鍼灸師にけしかけられ、2,3年で同師も舌をまくほどの
腕前になったそうです。

鯉とか猫とかにも、鍼をうったやに本で読みました。
ヒロポンも打っていたようですね。

四十肩は、誰かに聞いたのですが
金属?疲労で破片となった軟骨?が神経にあたるらしく
(ほんまあかいな)
注射するのか、注射で抜き取るのかすると
一発で治るやに聞きました。

小生44.まだその域に到らず。
(到りたくな~い、なのです。いたいたた)


by たかね (2011-03-11 13:39) 

karubi

たかねさん、こんにちは。
コメント遅れまして、すみません。
地震、たかねさんは大丈夫でしたか。

なんとなく暗いムードになっている感じですので、
たまには景気づけのために琥珀でパッーと飲みましょう。

karubi
by karubi (2011-03-21 15:11) 

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