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「まだ、早い!」、お肉はしっかり焼きましょう。 [銀座]

RIMG0069.JPG富山県の焼き肉チェーン店で生食のユッケを食べて児童二人が集団食中毒で死亡した。本来加熱して食べさせなければならない肉を、お店では加熱せずに客に出していた。報道を見る限りであるが、お店も肉の卸売業者も「確信犯」のようで、赤坂で飲食店を仕切っている私にとっては他人事とは思えない話だ。

さて、私の住んでいる高円寺からJR総武線で3つ目の駅が大久保駅である。駅を降りると大久保通りがあり、ここから西に向かって明治通りにぶつかるまでの一帯が日本一のコリアンタウンである。焼肉店をはじめ、韓国食品を販売する店や、最近ではK-POPSのCDを売る店が繁盛している。

私は一人で焼肉店に入る。一人焼肉は惨めだと言う人がいるが、私は一向に気にならない。店内のお客さんはほとんどカップルか女性同士であるが、年のせいもあるが、私は恥ずかしいと思ったことがない。

網の上でカルビをジュー、ジュー焼いていると、女性店員が焼くのを手伝ってくれるときがある。これはもちろん親切心からの行為だと思うのだが、ちょっと不都合なこともある。焼肉はレアぐらいが好きな私であるが、店員さんはウエルダン、つまりしっかり焼こうとする。店員がどこかに行った隙にレア気味のカルビを網から取り皿に降ろすと、それを見つけた店員さんが足早にやってきて「まだ、早い!」と言って、取り皿にある肉を再び網の上に乗せてしまうのだ。

ちょっと怖そうな店員さんなので素直に従うようにしているが、放っておいてほしいと思うときもある。しかしながら、今回のような食中毒事件があると、どんな肉でも生ではなく、この店員さんがするようにしっかりと焼くのが正解のような気もする。

そういえば先日上野に、一人焼肉の焼肉店がオープンした。一人で焼肉店に行くのが苦手な人のための焼肉店だという。客席数25で、それぞれの席は図書館の自習室のように区切られていて、全員同じ方向に向かって座り客同士が互いに見えないように作られている(写真を見ると、仕切りの幅が狭く、どう見ても窮屈そうな感じがする)。

同じ一人でも、正直言うと、こういう店には行きたくない。それこそ惨めな感じがするからだ。解放感がないというか、味気ないというか、焼肉も不味くなってしまうような気がする。ニッチ(隙間)を狙った商売なのかもしれないが、どうなのだろうという感じがする。


というわけで、今日は部下を引き連れて、久しぶりに数寄屋橋の屋上で成吉思汁を食べてきた。写真に写っている赤身のラム肉であれば、私は何の抵抗もなく食べることが出来る。しかしながら、妻子持ちの部下たちは、富山の件で相当ビビッていて、焦げ目がしっかりついてから食べていた。まあ、仕方ないね。

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コメント 2

蝶々

なんとも気持ちの悪い事件でしたね。気持ち悪いのは肉ではなく、謝罪会見の時の社長の様子・・・・あなた、何かのセミナー受けましたねって感じで、不気味でした。
あの焼肉店の朝礼風景が目に浮かびます。食中毒で死亡するんですね~びっくり
by 蝶々 (2011-05-03 13:54) 

karubi

蝶々さん、こんにちは。
私も焼肉店の社長の会見、テレビで観ました。
エキセントリックで、行っちゃってる、
そんな感じがしました。
前に書きましたが、こういう大声、私は生理的に
ダメなんです。勘弁してください、そういう感じです。

karubi
by karubi (2011-05-03 14:36) 

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