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将来は、月月火水木金金、になるかも。 [北海道]

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昔、『毎日が日曜日』という城山三郎の小説があったが、近い将来、毎日が月曜日、毎日が火曜日、つまり、毎日が平日という時代が到来するかもしれない。

「節電の夏」、今年の夏はこんなキャッチ・フレーズが似合う夏になるに違いない。電力需要を抑えるため、企業も個人も、とにかく節電に努めることになりそうだ。そんななか、一部の大手メーカーでは、土日に操業を止めるのではなく、平日に操業を止めることを決めた。そうすれば、電力需要が平日に集中することを回避でき、結果、電力需要を平準化できるわけだ。

一方デパートでは、週に一度休日を設け、休日を輪番制にすることを模索している。例えば、伊勢丹は月曜日に休み、高島屋は火曜日に休み、小田急は水曜日に休む、そういった具合だ。この輪番制が目指すところも、電力消費の削減(なるほど、デパートでは物凄い数の蛍光灯が使われている)、そして、電力需要の平準化である。

以上のようなことをやって、電力需要が平準化され、結果として電力供給が少なくて済むのなら、なにも今年の夏だけではなく、これからずっとこのやり方を続けるという手はあるのではないだろうか。

一週間は月曜日から日曜日まで7曜日あり、日曜日がとりあえず休日とされているが、業界によってはデパートのように日曜日が稼ぎ時というものも少なくない。もしそうであるなら、日曜日が休日という考え方をこの際放棄して、月曜日から日曜日の7曜日すべてを「平日」とし、どの曜日を休日にするのかは、業界別に決めることにして、業界のなかでさらに上に述べたデパートの例ように休日を分散すれば、電力需要は7曜日でかなり平準化されるのではないだろうか。

そういえば、不動産業界は昔から水曜日が休みだし、私の生まれ育った釧路では、蕎麦屋は火曜日が休みであった。デパートでも昔は日曜日以外に統一された休日があったのではないだろうか。

整理しよう。国民が一斉に休むのは、憲法記念日とか、子どもの日とか、つまり国民の祝日とされる日に限定する(国民の祝日は現在、15日ほどもある)。それ以外の休日は各業界、各社が独自に決めることにする。そうしてしまうと、現在のように、みんなが休日の日曜日に同窓会とかリクリエーションができなくなるのではと、疑問を呈する人がいるかもしれない。でも、そういう特別な日は一年に何十日もあるわけではないのだが、例えば、5月27日に高校の同窓会をやろうと決めたなら、その日会社がある人は、有給休暇と取ればいいのである。

日本の労働者は恵まれていて、会社に入ってしばらくすると年に40日以上の有給休暇を取得することができる。この他に、夏には夏季休暇、慶弔があった場合には慶弔休暇がもらえるなど、働いている日よりも休んでいる日のほうが多いのではと錯覚したくなるくらい労働者の休日は多いのだ。

さて、このようなことをするメリット、デメリットは何だろうか。電力需要を抑え、平準化することで、限られた電力のなかで不自由なく社会生活が送れる、これが一番大きいメリットであろう。そのほか考えられることは、観光地が活性化する可能性があることだ。月曜日から日曜日まで平均的に観光客が来ることが期待できるから、特にホテル、旅館などは稼働率が高くなる違いない。

一方、デメリットもないわけではない。学校は基本的に日曜日が休みであるから、もしお父さんが月曜日休みになると、親子揃って遊園地に遊びに行くとか、子どもと一緒に出かける機会が減るかもしれない。でも、たまにお父さんが有給休暇を取るという手段もあるし、そもそも、子どもと一緒にいる時間が長ければいいというものでもないだろう(子どものいない私が言うのもなんだが。)。恋人同士だって、たまに逢うから上手くいく場合が少なくない。工夫次第で、親子の問題は解決できるように思う。

せっかくの機会だから、ライフスタイルについていろいろ議論してみればいいと思う。クールビズはアロハシャツでいう私の「暴論」が今年、現実のものになったケースもあるのだ。大胆で、聖域(私の場合「性域」?)のない議論が今必要な気がする。

今日は札幌に来ている。写真は大通公園で開催されているライラックまつり。ライラックはフランスでリラと言う。「リラ冷え」とは、リラの花が咲く今頃の時期の一時的寒さのことを指す。それにしてもこの言葉、綺麗だね。

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コメント 1

たかね

朝だ夜明けだ 潮の息吹~
ぐ~んと吸い込む あかがね色の
胸に血潮のみなぎるところ~
海の男の艦隊勤務
月月火水木金金

でしたっけね
by たかね (2011-05-27 16:59) 

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