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高円寺デヴュー、純情酒場の焼鳥屋で一杯。 [高円寺]

大阪世界陸上が閉幕したが、結局、日本人が獲得したメダルは女子マラソン、土佐礼子選手の銅メダル一つに留まった。目標がメダル5個だそうだから、惨敗といっていいいだろう。選手の皆さんは全力を尽くしたのだからご苦労様と言いたいが、気になるのは何故日本開催という地の利を生かせたにもかかわらず、このような結果になったのかということだ。

私のような素人が偉そうなことは言えないが、新聞などを見てみると、基礎体力の欠如という指摘が一番多いような気がする。その次は本番に弱いという、精神的脆さ。その他では、自国開催ということで、周囲が選手に過大な期待を持ちすぎ、選手がかえって実力を出し切れなかったとする指摘もあった。どれが本当の原因かわからないが、いずれにしろ北京五輪に暗雲が立ち込めた感はある。

この間テレビを見ていたら、女子フィギュアスケートの世界チャンピオンになった安藤美姫選手のコーチの話が出ていて興味深かった。このコーチは安藤選手以前にも、トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香選手など、五輪、世界選手権の優勝選手を何人も輩出させた現代の名伯楽なのだそうだ。トリノ五輪で惨敗し、その後なかなか勝てなかった安藤選手を世界選手権で見事復活させたのもこのコーチの力量に拠るところが大きいとされる。

土佐礼子選手には心強いパートナーがいた。夫の啓一さんだ。昨日のレースでも、40キロ直前で5位に落ちた妻の姿を見て啓一さんはいてもたってもいられず、沿道に駆けつけ「粘れ  粘れ」と声をかけ妻と並走した。夫の姿を見た妻はその直後、渾身の力を振り絞って3位に浮上したという。もちろん土佐選手の生来の粘り強さがあったことは間違いないが、夫の存在も大きかったことは確かなのだろう。

私は何を言いたいかというと、選手にはいいコーチが必要だということである。土佐選手の夫はコーチではないが、文字通り二人三脚で大会に向けてがんばってきた最も身近なパートナーだ。この前、小学校の学習指導要領改定に関する話をしたとき、生徒を教える教師の質向上が肝心と書いたが、この生徒と教師の関係は、選手とコーチの関係と同様と考えることもできると思う。

いずれにしろ北京五輪に向けて態勢を整えて挽回してもらいたいが、それにしても世界陸上のキャスター、織田裕二はどうにかならないものだろうか。「凄い!」「感動した!」の連発でボキャブラリーの欠如も甚だしい。横にいる中井美穂も、どうやら陸上競技のことはよく知らないようで、用意された原稿をただただ読むだけだ。二人の息も全く合っていない。こう感じたのは私だけだろうか。

さて、今日いよいよ高円寺繁華街デヴュー。廃刊の噂があるビジネスマンのお供「夕刊フジ」の記事を読みながら、駅ガード下の大衆焼鳥屋で一杯。レモンサワー片手に焼鳥の串を横に引いた。純情商店街の高円寺にある純情酒場で乾杯(写真はJR高円寺駅北口)。


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