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お医者様、私の大切なおっぱいは切らないで。 [高円寺]

IMGP0308.JPG総務の仕事に携わるようになった10年前、労働基準法をはじめとする労働法関係の勉強をしたことがあった。労働者に原則1日8時間以上労働させてはならないとか、賃金は直接労働者に全額支払わなければならないとか、これらのことは労働基準法に定められている規定である。といっても、実務の世界では、法律だけでは単純に判断できない事例もたくさん発生する。

弁護士の大内信哉さんが著した『どこまでやったらクビになるか』という本は、労働法をめぐる身近な紛争例を紹介している。例えば、会社勤めをする女性社員が、会社が終わってからクラブ、スナック、キャバレーなどでアルバイト(副業)することは、労働法上適法だろうか、それとも違法だろうか。私もたまに銀座や新宿のバーで飲んでいると、昼間は有名企業で働いているというホステスさんに出会うことがある。

そもそも、社員のアルバイトを認めるか否かは、会社の裁量に任されている。逆に言うと、アルバイトを禁止する法律はないということだ。もし、会社が就業規則で社員のアルバイトを禁止している場合で、女子社員が夜クラブなどでバイトをしていることがバレたら、その女性社員は会社から何らかのお咎めを受けることは間違いない。ただ、お咎め=解雇(クビ)ということにはすぐにはならない。解雇になる場合とは、夜のバイトに精を出し過ぎて昼間の会社での業務に支障が出ている場合とか、バイトが原因で会社の対外的信用を傷つけた場合とかである。いずれにしろ、現在会社に黙ってアルバイトをされている方は、念のために会社の就業規則を確認されたほうがいいと思いますよ(しかしながら、銀座あたりでもしアルバイトホステスさんが全員いなくなったら、夜の銀座は壊滅状態になるかもしれないなあ)。

今日は終日宅建の法定講習。とにかく眠かった。講師の方々はどうしてテキストをただ棒読みするのかなあ。目つきの悪い監視員のおじさんがたまに教室内にやってきて、寝ている受講生の肩を叩いて起こすのだけれど、あんなお経のような講義なら寝るなというほうが無理だよね。医者の場合もそうかもしれないが、一度取った資格は「手入れ」を継続していかなければ使えなくなってしまう。例えば宅建で言えば、建築基準法、税法などは毎年のように改正になるし、新しい法律も出来る。一生のうちで一番高価な買物といわれる不動産(土地、建物)をお客さんに売るプロであるから、知識がありませんでしたとか、経験が浅いものですからという言い訳は本来できるはずがないのである。

資格の水準を維持したいと国が本当に願うのであれば、講習などという生易しいものではなく、きちんと資格更新試験をやるべきだと私は思う。さすがに毎年というのはきついと思うので、5年に一度のペースでやったらどうだろうか。宅建も医者も、その資格更新試験で不合格となったら、免許を取り消すということにすればよいのである。一見厳しい提案のように思う方がいるかもしれないが、命にかかわることと不動産の売買にかかわることは人生のなかで重要度としてはトップクラスではないかと思う。資格更新試験制度を作れば、資格を失いたくないと思うから、現在資格を持っている人は一生懸命勉強して精進するはずである。先日のニュースで、乳がんではない女性患者の乳房を間違って切除してしまったという記事が出ていた。唖然とするしかなかったが、間違って乳房を切られた女性にしてみれば、生きてはいるものの女性として「殺された」に等しい行為で泣くに泣けなかったに違いない。

講習疲れもあり、夜高円寺の沖縄料理店で一杯やった(写真)。私はマンションの管理業務主任者の資格も持っているが、昼の不動産屋というよりは、夜の不動産屋のほうが私には向いている気がする。

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