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高所恐怖症(VERTIGO)でも飛行機には乗れます。 [映画]

42-19490964.jpgジェームス・スチュアートはアメリカを代表する映画俳優であるが、彼がヒッチコック監督と組んでいくつか映画を撮っている。「ロープ(Rope)」「裏窓(Rear Window)」「知りすぎていた男(The man who knew too much)」「めまい(Vertigo)」の4作品で、このなかではグレース・ケリーが共演した「裏窓」が一番好きだ。さて、「めまい」以外の邦題は原題直訳でかつ英語も平易であってわかりやすいが、「めまい」だけは「Vertigo=高所恐怖症」を知らないとなぜ「めまい」となるのか理解できないだろう。こんな難しい単語、私も当然知らなかったが、この映画を観たのをきっかけにVertigoの意味をしっかり覚えることができた(私は実は高所恐怖症である)。

今日、午後9時30分発のJAL便でオーストラリア・ブリスベンに行く。明朝午前7時10分、ブリスベン国際空港に着く。その日は市内のホテルに宿泊し、次の日の朝、ブリスベンを発つ。1泊3日の強行スケジュールだ。現地の最高気温は30度近い。湿度が低いとはいえ、暑いことに変わりはない。

皆さんご承知の通り、平均すると私は月にニ回くらいのペースで飛行機に乗って出張している。年を取って体力が落ちてきたせいか、正直言うと、この頃出張が億劫になってきた。若い頃はなんとか屁理屈をつけて出張をこしらえて出張したが、いまは必要最小限の範囲内でしか出張しないことにしている。

さて、飛行機が嫌いという人がいる。私は高所恐怖症であるが、飛行機は何故かわからないが、さほど怖いとは思わない。何トンもの重さを持つ鉄の塊りがどうして空を飛ぶのか理解できない、だから飛行機に乗らないのだ、そう主張する人が昔よくいたが、安全性の面からいえば自動車より飛行機のほうがよっぽど安全なのだから、この理屈は見当違いのような気がする(よく考えてみると、飛行機は十分な訓練を受けたプロのパイロットが操縦しているが、自動車は教習所で少しだけ勉強したアマチュアが運転しているようなものだ)。

飛行機に乗れないのは高所恐怖症ではないとすると、例えば、閉所恐怖症だからという理由が考えられる。この閉所恐怖症、私のまわりにも何人かいるが、これなら何となくわかる感じもする。逃げ場のない機内、エンジントラブル発生、緊急着陸か、昔から映画にあるシーンであるが、実際にこのようなことが先日、ニューヨークのハドソン川で起こったわけだ。

飛行機はそう怖くないと私は啖呵を切ったが、ニューヨークのような状況に実際になったら、自分は何を考え、何をするのだろうかと思う。1981年、台湾での飛行機墜落事故で小説家、向田邦子さんが亡くなられた。それから4年後、今度は東京から大阪に向かうJAL便で歌手の坂本九さんが亡くなられた。死に方というのはやっぱりあると思う。飛行機が墜落する直前まで、家族に宛てた遺書を手帳などに書き綴るという話があるが、私は多分、そんなことはできないと思う。

今日はとりとめのない文章になってしまった(いつものことだが)。これから支度をして成田空港に向かう。

写真は、映画「めまい」でジェームス・スチュアートと共演したキム・ノバック。肉感的ですね。

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コメント 2

蝶々

karubiさん、こんばんは♪
オーストラリアは、今何時なのかな~?
写真の金髪美女・・・誰なのだろう?と思ってました。
キム・ノバック。獣のような目がゾクゾクします~♪
金髪もいいね~(オッサン化してます^^;)
ご出張お気をつけて。オーストラリアは猛暑ですか?
by 蝶々 (2009-02-02 20:54) 

karubi

オーストラリアは日本より1時間進んでいます。
こちらの9時が日本の8時になります。
でも、こちらでブログをアップすると、時間は日本のものが
記録されるようです。
キム・ノバック、なかなかエロっぽくていいでしょう。
「めまい」もいい映画なので是非ご覧ください。
明日は午前8時55分にブリスベンを発ちます。

karubi
by karubi (2009-02-02 21:19) 

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