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全身をゆすり、身体を前後に曲げる、・・・ラジオ体操のことです。念のため。 [銀座]

IMG_0227.JPG今日は夏らしい話題を。私の家の近くにある高円寺中学校のグランドでは今ラジオ体操が行われている。今朝6時半頃近くを歩いていたら、スタンプを押してもらうカードを首からぶらさげた子供たちを何人か見かけた。夏の風物詩の一つであるラジオ体操は私の田舎である釧路でも行われていた。古き良き田舎を思い出すラジオ体操と言いたいところであるが、私には今でもはっきりと覚えている苦い経験がある。

私の通っていた小学校は一学年3クラスしかない小さな学校だった。生徒は学年に関係なく住んでいる地域に応じて「分団」という単位で整理されていた。確か第1分団から第15分団くらいまであって、高学年の生徒が分団長になる決まりになっていた。私も5年生か6年生になったときに分団長に指名され、夏休みに分団単位で行われるラジオ体操を仕切ることになった。

毎朝私の家の前には分団に属する1年生から6年生の生徒が集まってくる。分団長の私は「先生役」として皆と向き合い、模範的な体操をしなくてはならなかった。ラジオ体操第1と第2が終わると、スタンプカードに出席確認のための印鑑を押してもらうため、生徒たちは用意された小さな机の前に並ぶ。私はそのスタンプカードに自分の認印を押す係りでもあった。生徒たちは私からハンコを押してもらうと、足早に自分の家に戻って行った。

あるとき母から「ラジオ体操に行ったのにハンコを押してもらえなかったと、○○君のお母さんから電話があったの。」と言われた。そんなはずはないと思ったが、母の話によるとそのことが悲しくて○○君は泣いていたという。結局母は○○君のお母さんに丁寧に謝ったらしいが、身に覚えのない私は不満だった。釈然としない気持ちで次の日からラジオ体操に行き、元気のほうも無くしてしまったように記憶している。

○○君はどうして自分に直接クレームを言ってくれなかったのか、どうして子供同士の問題に母親が「介入」して勝手にけりをつけてしまうのか、私は腑に落ちない気持ちを抱きながらその夏を終えることになった。取るに足らないささいな出来事であるが、社会にはいろいろなことがある、いろいろな力学が働いている、そんなことを子供心に感じ、ラジオ体操というと私はいつもこの出来事を思い出す。

先週金曜日から今日まで連続6日間、酒を飲んでいない(正確にいうと、全英オープンを観ながら缶チューハイを一本だけ飲んだ)。酒飲みの私にしては奇跡的なことなのだが、夏は他の季節に比べると酒を飲まない傾向がある。なぜかというと、夏は体調がよくない日が多いからだ。その原因はエアコンの冷房であることははっきりしている。夏が来ると早く冬が来ないかなと毎年願う。冬になれば万全の体調で美味しく熱燗を飲むことができる。

明日は一週間ぶりに銀座で飲む予定が入った。でも翌日の釧路便が早いので、二次会には行かないつもりだ。写真は銀座天賞堂の天使像(中央の白い服を着た女性ではありません。)。銀座の恋のキューピット役として最近銀座の名所の一つになっている。

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