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東京-仙台間のJR運賃は無料になりませんか? [銀座]

IMG_0244.JPGお盆が近いが、家族で帰省される方も多いことだろう。航空機、JR、自家用車と帰省手段はいろいろだが、土日1000円で高速道路乗り放題や節約志向の影響を受けて、JR各社のお盆時期の予約状況が昨年に比べて15%以上落ち込む異常事態になっているらしい。

さて、ゼロサムという概念がある。たとえば麻雀では、勝った人の点数の合計と負けた人の点数の合計を足すとゼロになる。また、競馬でも、JRAの取分を除いた部分については、馬券を当てた人の払戻金は馬券を外した人の掛け金の総和に等しくなっている。このように、相互に影響を及ぼしあう人たちの損得勘定の和がゼロになることを、ゼロサムという。

勝者もいるし敗者もいる、これがゼロサムの特徴であるわけだが、今回の高速道路1000円乗り放題は道路(自家用車)を勝者、航空機、JRを敗者とするゼロサムを作り出した格好だ。民主党は先日発表したマニフェストで、原則、高速道路を無料化することを打ち出した。そうなると、航空機、JRの利用者はますます減るに違いない。

高速道路の無料化についてはいろいろ議論がある。通行料金は高速道路を利用する人が負担するのが原則であって(受益者負担)、高速道路を利用しない人も通行料金を負担するのはおかしいという意見がある(この場合には、税金によって通行料金が賄われることになる)。一方で、海外でも一般的なように、高速道路には受益者負担の考え方がそぐわないとして、無料化を支持する意見もある。

JRは22年前まで日本国有鉄道という政府所有の公共事業体だった。それ以前もそれ以後も、利用者は当然のように運賃を払っている。鉄道の運賃を無料化すべきという議論は寡聞にして知らない。同様に、公共的色合いの強い航空機についても、羽田-新千歳空港間の運賃は無料化すべき、そんなことを言い出す人はどこにもいないだろう。では、何故、高速道路だけ無料化議論が出てくるのだろうか。

夏休みで私は今週、東北新幹線で仙台に行く。片道約1万円。高速道路のことはよく知らないが、土日に利用すれば現状、1000円で仙台に行けるかもしれない。そして近い将来、タダになる可能性があるということなのだろう(もちろん、ガソリン代は負担しなければならないが)。JRと高速道路は本質的に何が違うのだろうか。JRは営利を目的とした民間会社だから運賃を支払う、一方、高速道路は公共機関の所有物だから料金を支払わなくても構わない、つまり、「民」と「官」の違いなのだろうか。

正直、私はよくわからないので、どなたか教えてください。

昨日は仕事上のことでちょっと困ったことが起こり、珍しく午後9時過ぎまで残業した。それから銀座(写真)に出て遅い夕食をとり帰宅したのであるが、マンションのドアの鍵が穴に入らず、家の入れなくなってしまった。よく見ると鍵の先端が微妙に反っていて、穴の奥まで入っていかないのだ。時計を見ると午後11時半過ぎ。これはヤバイ。どうしたらいいだろう。

とりあえず高円寺駅前の交番に行くことにした。すると、私のようなトラブルに遭遇する人が多いのか、すぐに24時間営業の鍵の110番のような店を紹介してくれた。さっそくそこから電話したら、30分後くらいにマンションの前に来てくれた。鍵の複製を作ってもらい、1万7千円の料金を支払った。ついてないときはこういうものである。ちなみに、正規料金はこの金額より1割高いのであるが、交番割引というのがあって、少し安くなったのだ。世の中、知らないことがたくさんあるものだ。

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