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河島英五、「酒と泪と男性と女性」なんか変です。 [新宿]

DSC_0190.JPGさて、上の写真に写っている群衆が見上げている先には何があるかわかりますか。正解は、新宿アルタの大ビジョンで中継している競馬、天皇賞の様子です。G1レースの中でも天皇賞は最も格が高いレースの一つなので、今日は私も久しぶりに馬券を買いました。結果はどうだったか。お蔭様で三連複が見事的中し、若干ではありますが儲けさせてもらいました。

さて、話は変わり、結婚詐欺で逮捕された34歳女性に関する話。マスコミが予想通り猛烈な食いつきを見せ、ニュースとワイドショーでは連日この話で持ちきり状態である。この事件の結末は大体見えてきたように思うけど、今日は事件そのものとはあまり関係のないことを書いてみたい。

それはズバリ、「男性と男」「女性と女」の話。多くの方々が気付いていると思うが、この事件ではマスコミは終始、「34歳の女」「被害者の男性」という表現を使っている。この事件に限らないが、あるときからマスコミは、容疑者などの場合は「男」「女」、被害者などの場合は「男性」「女性」と、表現の使い分けをするようになったのではないかと思う。

仮に、「34歳の女性」「被害者の男」というように、マスコミの表現と「真逆」の表現をすると皆さんどう感じるだろうか。これは私の意見であるが、「34歳の女性」というのはそんなに違和感がないが、「被害者の男」というのはなんとなく違うような気がする。一般的に言って、「男性」「女性」というのは単に性別を示し、無機質な感じがする。それに対して「男」「女」にはいい意味においても悪い意味においても、人間臭さのようなものを感じる。

「34歳の女」と表現すれば、すでにこの女性は「悪女」であることを匂わしている。でも「34歳の女性」と表現すれば、場合によっては「悪女」になるかもしれないし、また、場合によっては無罪放免されるかもしれないというように、決めつけができない。

話は少し脱線するかもしれないが、歌謡曲では圧倒的に「男」「女」である。「酒と泪と男と女」(河島英五)、「男と女」(チャゲアス)、「男と女のラブゲーム」(武田鉄矢&芦川よしみ)、「函館の女(ひと)」(北島三郎、「女」と書いて「ひと」と読ませる曲はたくさんある)、「色つきの女でいてくれよ」(ザ・タイガース)、「女のみち」(びんからトリオ)など、挙げると切りがない。例えば、チャゲアスの「男と女」を「男性と女性」というタイトルに変えると、全くお話にならないくらい変なタイトルになってしまう。河島英五の場合はもっとひどくて「酒と泪と男性と女性」、一体何の歌だろうと思ってしまう。

歌の世界ではやはり「男」「女」でなければならない。歌には人間臭さというか、人間の体温のようなものが必要だから、「男性」「女性」では話にならないのである。

マスコミにはどういう基準で「男性と男」「女性と女」を使い分けているのが聞いてみたいところであるが、想像するに、厳格な基準はないように思う。

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