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拷問とエロティシズム。 [映画]

今日、人間ドックに行ってきた。昨年のドックでは要精密検査が3項目、経過観察が5項目と惨憺たる結果であった。これは何かの間違いではないかと思い、今年は昨年とは違う病院で受診することにした。もし今回も去年と同じような結果が出たら、状況は深刻である。

今日の検査で少し不安になることがあった。一つは血圧。2回測定したが、2回とも上が150台、下が100台であった。特に下が高いと指摘された。もう一つは、腹部エコー検査。ベテラン女性検査技師といった感じの方なのだが、この方が検査中ぶつぶつ言うのである。「胆嚢ポリープが少し・・・」「膵臓のあたりに何かが・・・」。普通こんなことは検査しながら言うだろうか。いつもより検査時間が長かったことも気になった。まあ、とにかく結果を待つしかない。

さて、イラクのフセイン元大統領が死刑執行された時の写真が世界中に流された。私も見たが何ともいえない感じがする。これを見たほとんどの人は興味本位から見たのだと思うが、興味本位に留まらず、彼の死の様子を見て快感を覚えた人も大勢いたのではないか。

澁澤龍彦は「拷問について」という評論で、人間というのは、肉体的、精神的に辱めを受けている人間を見ると快楽を覚えるものだと指摘している。拷問や処刑はもちろんそうだし、エロティックな行為もこのような性質を有するとしている。このことを持って、人間というのは実に残忍な動物だと決め付けるのは早計かもしれないが、ただ覚えておかなくてはならないのは、拷問というのは人間が発明したものであり、また、エロティシズムがあるのは唯一人間だけだということである。

拷問やエロティシズムというと、私は杉本彩の「花と蛇」を思い出してしまった(=写真、私はパート1、2両方観た)。原作が団鬼六であるから当然SM物なのであるが、杉本の露出度は半端ではなく凄かった。脱がされて、縛られて、叩かれて、浣腸されて、○○○されてという感じである。大した役者魂だと感心したが、この映画でも、裸にされ羞恥心を踏みにじられた杉本の苦悩する様子を見て男たちは快楽に酔いしれるのである。


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