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雪国エロチック。 [銀座]

土曜日に会社に行くのは本当に久し振りである。9時過ぎには会社に着いて、ビルの1階にあるマクドナルドで朝マックをしてから仕事に取り掛かった。雑音のない中でじっくりと仕事を片付けることが出来た。夕方4時過ぎまでには仕事を終え、たまたま会社に来ていた同僚と銀座で一杯やることにした。

銀座の大衆酒場の老舗といえば、「三州屋」である。銀座2丁目の人目につきにくい路地の奥にひっそりと佇むように営業を続ける銘店である。店の中の壁にはメニューの書かれた短冊がぎっしりと並んでいる。今日は、〆鯖、イカフライ、さばの味噌煮、むつの照焼き、いわしの刺身などを肴に、清酒白鶴を熱燗で一人5合づつ飲んだ。いい気分になって、またまた電通通りにある私の好きな高級女性下着のラベルラまで行って、一枚頂いた(写真)。この左側の黒い下着もなかなか艶っぽくていい。

さて、来月6日から札幌では雪まつりが開催される。雪まつりは雪国札幌の一大イベントで、世界中から観光客が札幌を訪れる。札幌の繁華街といえばススキノだが、この時期、ススキノは観光客でどこも一杯になる。私は雪まつりの時期に2度出張で札幌に行った経験があるが、夜ススキノに出るとスナックやクラブが観光客に乗っ取られていて、出張者へのサービスは後回しにされる。だから、雪祭りの時期には極力出張しないようにしている。

雪国といえば、吉幾三のその名も「雪国」という歌がある。以前NHKの番組を見て知ったのだが、この曲は吉幾三が旅館で酒を飲んでいたときに急にメロディーが浮かんで出来た曲なのだそうだ。津軽の天才・吉幾三らしいエピソードである。

文学の世界で雪国といえば、もちろん川端康成の『雪国』であろう。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」から始まるこの小説は、川端文学の代表作と言われる。親が遺した財産で無為徒食の生活をする島村は、雪国の温泉で出会った芸者駒子の一途な生き方に惹かれるが、深い愛を求めることはしない。屈託はないが激しく燃える駒子の切ない愛を見事に描き切った名作である。

川端作品というのはかなりエロチックだと思う。『雪国』もそうであるが、『眠れる美女』はもっと過激である。それでもノーベル文学賞を受賞するのであるから、エロチックは人間の本質的な欲望なのであろう。


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