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元大学教授の性癖、私もあなたも持っています。 [北海道]

元大学教授である植草一秀被告に対し東京地裁は先日、懲役6か月の実刑判決を言い渡した。電車や駅構内で、手鏡などを使って女子高生のスカートの中を覗いた痴漢行為などが問われた。植草被告は一貫して無罪を主張したが、認められなかった。

植草被告は大手証券会社の研究所に勤める経済学者だった。明解でわかりやすい経済解説は人気だった。私は彼のいた研究所をよく知っていたので、そこのある方に彼の評判を聞いたことがある。それによると、彼は研究所のエース的存在で、かといって決して偉ぶるところはなく、酒を飲んでも明るく周囲への気配りもできる、テレビで見る爽やかなイメージそのままの人間ということだった。

痴漢行為は性癖である。経済学とは関係ない。彼を見ていて思うのは、誰でも「植草一秀」になる可能性を持っているのではないかということである。最近、学校の校長や教頭などによる猥褻犯罪が増えている。人間の体の中に宿る性癖は、大学教授であっても学校の校長先生であっても、誰もが所有しているものである。我々から犯罪行為への一線を踏み止まらせるものは、何なのか。私もよくわからない。

先月、蝶々さんに名古屋を案内して頂いたが、昨日の産経に名古屋学に関する面白い記事が出ていた。早坂礼子さんという方によるものだが、冒頭から「へー」と思わせる。ご存じのとおり名古屋は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑を生み出した地であるが、名古屋といえば愛知県の西エリアである尾張のことで、一般的には、愛知県の東エリアである三河出身の徳川家康は「名古屋」には含まれないというのだ。歴史のない北海道に生まれ育った私には、こういう感覚はなかなかわからない。

ところで名古屋といえば倹約精神だが、この精神が徹底したのが三河だという。家康も、リスクを避けてストックを貯え、実直にやっていたら天下を取ってしまった。そういえば、「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」は家康の性格を表していると小学生のときに習った。

早川さんによると、東京人は見栄っ張りでつい高いものを買ってしまう。これはかなり当たっているような気がする。また、大阪人はまず値切る。これも多分そうなのだろう。これに対し名古屋人は、まずものの値段を聞いて、それが商品の中身と釣り合っているかどうかチェックして、「お値打ち」なのかどうか判断するのだという。

私はこの説明で、大阪人と名古屋人の倹約精神の違いが判ったようでよく判らなかった。そうしたら、羽田から札幌に移動するANAの機内誌に偶然、大阪人の倹約精神に関する記事を発見した。大阪には「つろく」という言葉がある。釣り合いという意味だそうだ。食道楽の大阪では、いくらいい食材を使って料理を出しても、その料理の値段が「つろく」するのでなければ、大阪人は納得しないのだという。どうもこの話、名古屋の「お値打ち」の話と似ていないだろうか。

さて、昨日は会社の労働組合委員長と、ススキノの夜をたっぷり楽しんだ。いい2次会の店を紹介しろといったら、渋々彼のとっておきのキャバクラに連れて行ってくれた。小さなVIPルームで若いオネーさんを両脇に従えて、4時間歌いまくった。深夜の気温は10度を下回っていたが、風邪を引いていたのもすっかり忘れてしまうくらい熱く盛り上がった。

写真は、今朝の札幌時計台。


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蝶々

karubiさん、おはようございます。
まだ、北海道なのかな?
11月7日に東京へ行こうと思うのですが、karubiさんは、その日は東京に見えますか?行って、出張だったら残念ですもんね^^;
ご予定を教えて下さい~^^!
by 蝶々 (2007-10-20 08:42) 

karubi

蝶々さん、おはようございます。
北海道から昨夜戻りました。少し前に起きましたよ。
11月7日、以前から東京にいらっしゃると聞いておりましたので、
スケジュール空けてあります。
美味しいお店など、ご案内いたします。是非お越しください。

karubi
by karubi (2007-10-20 09:20) 

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