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韓国ブルコギ風ビザ、倫理性でいきましょう。 [時事]

明日札幌に行くこともあり、今日は土曜日にもかかわらず家で大人しくしている。外出したのは散髪をするために、自転車で30分かけて下井草の理髪店に出かけたときだけ。部屋の掃除もせずに、家でずっとダラダラしている。こんなときでも私は家で料理をほとんどしないので、土日も外食に頼っている。たまにピザの宅配を注文する。注文してから30分くらいで届けてくれるので便利である。今夜は引っ越し後初めてピザハットの宅配をお願いした。大好きな韓国風プルコギピザである(写真)。Mサイズで2,400円。半分食べるのがやっとでいつもあとの半分を残してしまう。もったいないのであるが、このサイズが最少単位なので仕方ない。一緒に食べてくれる人がいればこの問題は解決するのであるが、残念ながら当分それは難しそうだ。

今日食べたピザは、その原料のほとんどを外国産のものに頼っている。食糧自給率の低い日本では、同じような状況にある食品が他にもたくさんある。困ったことに、人間が生きるために不可欠なこの食品に新たな問題が発生していて、だんだん泥沼状態になってきた。それは、食品の偽装問題である。賞味期限を偽ったり、売れ残り品を回収して再使用したり、比内地鶏ではないのに比内地鶏と偽ったり販売したり。まだまだ他にもあるのではないかと疑いたくなるのも当然だ。

偽装発覚で謝罪会見が行われるのを見ていると、どのケースでも、偽装を行った理由は利益追求のためということがわかる。私はこの経営者の利益追求ということについて考えてみたい。

資本主義社会であれば、経営者が利益追求を目指すのは当然である。利益がなければ従業員も食べていけない。経営者にはこの他、株主への利益還元、社会への貢献などを行う責任があり、そのためにも一定の利益を確保しなければならない。偽装を行った各社の経営者は確かに利益追求を目指したのであろうが、そこにあることが欠如していたと思う。それは、「倫理性」「長期的」という視点ではないかと思われる。

賞味期限を偽っても構わない。これは法律的にも、倫理的にも誤っている。こんなことは小学生でもわかることだ。にもかかわらず、大の大人が平気でやってはいけないことをやってしまう。何故そうなるのか。簡単に言ってしまえば、倫理性よりも経済性を優先しているからだと思う。いや、正確に言うと、倫理性と経済性とは別物だと考えていたからではないかと思う。倫理性と経済性。一見すると、相対する概念のように見えるが、この二つは決してそういう関係にあるものではなく、倫理性とは高度な経済性だと考えるべきではないかと思う。

人間も企業(企業は人間の集合体である)も共同体の中で生きている。共同体の中で生きていくためには、倫理性が求められる。これを無視して生きる人間、企業は社会から追い出される。一方経済性とは、人間や企業が共同体の中で幾ばくかの経済的利益を長期的に得ていくことだと考えられる。このように考えれば、共同体の中で経済性を獲得していくためには、倫理性を持つことは不可欠なことになる。これを換言すれば、共同体の中で常に倫理的であるということは、長い目で見れば(こりが「長期的」)、経済的であることに合致するということになる。このことを称して私は、倫理性とは高度な経済性だと言ったのである。

まあ、わけのわからないことを今日も書いてしまったが、平たく言えば、真面目に仕事をすれば、そこそこ食うには困らないということを言いたかったのだ。変なことをすると必ずしっぺ返しがある。帳尻が合うというのがあるが、これはなかなか味のある言葉だ。このところ何回も書いているが、極端というのは本当によくない。今回の一連の事件は、経済性、合理性だけを極端に求めた結果だろうと思う。


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蝶々

karubiさん、おはようございます~。
北海道のご出張、もう雪が降っているみたいなので、風邪をひかないようにして下さいね。まだ、11月なのに、イルミネーションがあると、もう年末って気分になって、気がせいてしまうこの頃です。
ピザは1回だけ、とったことがあります。分かりにくい、津島(名古屋西部)の刺客を迷わすために作られた道に、まんまとはまったピザ屋の配達の人。
お腹ぺこぺこで待って、1時間40分・・・・やっと届いた冷めたピザ。あれ以来、一度も注文した事がありません。かれこれ、今から20年前。デリバリーもすっかり定着しましたが、当時はテンヤモノという感覚の方が強かったです。
by 蝶々 (2007-11-18 08:25) 

karubi

蝶々さん、おはようございます。
やっぱりビザは半分残ってしまいました。
本当にもったいないです。
今、台所の片隅に冷たくなってひっそりとたたずんでいます。

これから昼の便で札幌に行きます。
札幌の大通公園では12月になるとイルミネーションが輝き、
北海道の冬の雰囲気を大いに盛り上げるのですが、
残念ながら今日はまだ飾り付けの準備をしている時期だと思います。

ジングルベルが流れる季節になりましたね。稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」を今年はあと何回カラオケで歌えるかな。

karubi
by karubi (2007-11-18 09:48) 

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