美人は50まで、美人じゃない人は50から、です。

今朝の産経に作家の赤瀬川原平さんが面白いことを書いていた。スポーツを見ていると、企業の広告がユニホームなどに書かれているのを目にする。プロ野球の阪神タイガースの選手のヘルメットにはJOSHINという文字がプリントされているが、これは関西の大手家電販店、上新電機のことだ。マラソンやサッカーの選手のユニホームなどにも企業名がプリントされている。最近では、球場やスタジアムに企業名の「冠」がつけられることが多くなった。例えば、プロ野球楽天のホーム球場はクリネックススタジアム宮城、Jリーグ横浜Fマリノスのホームスタジアムは日産スタジアムといった具合だ。

赤瀬川さんはいっそのこと、千円札や一万円札の白い余白部分に、企業広告を出させて、国が広告収入を得たらよいのではないかと提案している。トヨタ、ニッサン、キャノン、ニコンといったスポンサー名を紙幣に印刷するというのである。そうすれば、消費税を上げなくても済むのではないかという大胆提案である。もちろんこれは赤瀬川さん一流のジョークではあるが、消費税などの税金を上げなくて済む方法は工夫次第でいくらでもあるのではないかという、痛烈な皮肉でもあるのだ。

さて、先日漫談家である綾小路きみまろさんのことを書いた( http://blog.so-net.ne.jp/karubi53/2008-07-21 )。彼のライブで炸裂させる毒舌も好きであるが、私は彼の書く文章も好きである。彼の文章を読んでいると肩の力がフッと抜ける感じになる。次の話は、美人じゃない人の人生は50から、という彼の本業である毒舌のほうの話である。「美人も50をすぎたら徐々に崩れてきます。たから、美人じゃない人も50まで我慢すれば、同じスタートラインに立てるのです。美人の人生は50まで、美人じゃない人の人生は50から、です。そこから美人じゃない人は有利です、身体が丈夫だから。」。綾小路さんの面目躍如といった感じだ。

評論家であった草柳大蔵さんの長女で、タレントとしても活躍していた草柳文恵さんが今日、自ら命を絶った。亨年54歳、中央区佃にあるマンションのベランダで首を吊ったらしい。遺書があり、報道によると病気を苦にした自殺ではないかとみられている。美人で、大学在学中にミス東京にも輝いたことがあり、私も彼女のことを知っていただけに驚いた。

綾小路さんの話と、草柳さんの自殺を関連付けて話をすることは不謹慎かもしれないが、残念なが今回は、綾小路さんの話は当たってしまったような気がする。


ところで、50代でも依然として美しいタレント、女優さんは誰だろうか。黒木瞳さんという声が聞こえそうだが、残念ながら彼女は私と同じ今年48歳。やっぱり、大地真央さんかもしれないな。(写真)。