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サンシャイン、アリクイの脱走、「檻」にいるのは人間です。 [高円寺]

IMGP0330.JPG昨日の午後、あるお客さんが会社に来られ、いろいろ雑談をしていたら、その彼の家が横浜桜木町にあることがわかった。横浜のことを私はよく知らないのだが、彼の話によると、桜木町のあたりは子供を育てる環境としてはあまり好ましくない場所もあるのだが、野毛山動物園が近くにあることだけはちょっと自慢できると言っていた。子供と一緒に遊ぶ場所として、動物園というのは重宝な場所なのかもしれない。

動物園の話が出て、そういえば、しばらく動物園に行っていないことに気づいた。動物園といえば少し前までは上野動物園ということになっていたが、この頃は北海道の旭山動物園のほうが有名になってしまった。旭山動物園起死回生の物語は、マスコミが飽きるほど伝えているので改めて説明する必要がないと思うが、一言で言えば、動物の生態を自然に近い形で見せる工夫をしたことが復活の理由だったようだ。ホッキョクグマが来園者目掛けてダイナミックに飛び込んだり、ペンギンが園内をヨチヨチ散歩したり、動物の野生の部分を見せ、かつ、来園者との距離感を縮める工夫が、子供のみならず大人まで楽しませているに違いない。

私は実は、動物園があまり好きではない。親に、動物園に連れて行ってとねだった記憶もないし、彼女と一緒に動物園に行った経験もない(彼女がいた経験自体少ないが)。私が動物園に最後に行ったのは、10年くらい前にプライベートで訪れたシンガポールのシンガポール動物園だったと思う。ナイト・サファリといって、夕方、トラムと呼ばれる乗物に乗り、柵がないところに放たれているタイガー、ライオンなどを見学するのである。暗闇のなかで動物の光る目がこちらをキラッと睨むと、さすがに緊張したのを覚えている。

旭山動物園はいろいろな工夫をしているかもしれないが、所詮、人間が動物を檻に閉じ込めていることに変わりはない。人間は動物園に行って楽しいかもしれないが、動物園にいる動物はどう思っているのだろうか。聞いたことがないのでわからないが、多分、すぐにでも逃げ出したいに違いない。昨日のテレビニュースで、池袋サンシャイン国際水族館にいるアリクイが、2005年に続いて2回目の脱走をしたことを伝えていた。今日現在、まだ見つかっていないらしい。やっぱり動物たちは逃げ出したいのだ、私は改めてそう感じた。

動物園に行って、皆さんは何を感じるだろう。私は、檻に入れられた動物たちを見ていると「檻に入っているのは動物だけではなく、人間も何かの檻のなかに入っているじゃないか。」と感じることがある。動物たちも私たちの姿を見て「君たち人間も大変だね。僕たち以上に不自由しているみたいだね。可哀相に。」といっているような気がする。家族や恋人同士で行くとそういうことを感じることはないかもしれないが、一人で行くとそういうことを感じることがある。動物園は、本当は、一人で行くべき場所なのかもしれない。

無性にホルモンが食べたくなって、高円寺南口にある「ホルモン家」に行ってきた。ホルモン5人前食べてきた。韓国の人たちのパワーの源は焼肉にあるとよく言われるが、本当かもしれないね。ここの店はスタッフが全員韓国の方で雰囲気もいい。店に入ったところになぜか東宝の「西の王将東の大将」(藤田まこと、谷啓)の大きいポスターがある。店主の趣味かなあ。

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