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楽しいセックス、動物が覚えると大変です。 [BOOKS]

IMG_0500.JPG今日から12月上旬にかけ、北海道出張が4回続く。第一回目の今日は釧路日帰り出張。寒気の影響で今日は全国的に寒くなったが、釧路も最低気温が2度、明朝は一気に冷え込み最低気温はマイナス8度くらいまで下がるらしい。コートが必要な気温であるが、面倒なのでコートなしで出かけたら、案の定東京に戻ったら鼻水が少し出てきた。ところで写真は釧路空港の近くにある鶴公園で撮った丹頂鶴。仕事が予定より早く終わったので、久しぶりに丹頂鶴を見にいくことにした。

さて、産経朝刊に、ピアニストのグレン・グールドが今ひそかに人気になっているという記事があった。クラシックは素人の私であるが、彼のアルバムだけはたまに聴いている。楽器演奏の上手、下手を私は判断できないのであるが、彼のピアノは他の人のものとは何となく違うというのは素人の私でも感じることができる。50歳で亡くなったが、一説には自殺したともいわれている。クラシックファンのなかには熱狂的なグールドファンがいるらしく、彼の演奏しかかけない喫茶店というのもあることをある本で読んだことがある。

話は変わる。テレビを見ていたら、ドランクドラゴンの塚地武雄と俳優の谷原章介が「洋服の青山」のCMに出ているのでどうしてなのかなと思い調べてみたら、映画「ハンサム・スーツ」が彼らと「洋服の青山」を結び付けていることがわかった。ブサイクで女性に振られてばかりいる定食屋の主人琢郎(塚地)が「着るだけでハンサムになるスーツ」を着るとハンサムモデル杏仁(谷原)に変身する、この「夢のようなスーツ」を提供しているのが「洋服の青山」、そういう設定に映画ではなっているらしい。

映画を観ていないので想像でしか言えないが、映画の原作者が訴えようとしていることは多分、水前寺清子の「ボロは着てても心は錦」、つまり、男は見た目ではなくハートが大切だ、ということのような気がする。それはそれとして、改めて思うことは、男というのは誰でも女性にもてたいと願望があるということである。

東大講師の小谷野敦さんにその名も『もてない男-恋愛論を超えて』という著作がある。彼によると、近代においては、恋愛は誰にでも可能であり、恋愛ができない者は不健全だという「嘘」が流布していて、そのことが恋愛のできない者をいらいらさせているという。

現実的には誰でも恋愛が出来るとは限らない、そう小谷野氏は言いたいらしいが、恋愛に関して極端なことを主張する知識人もいるらしい。『恋愛なんかやめておけ』を著した小児科医、松田道雄もそんな一人で、本のタイトルどおり、「恋愛不要論」を正面から主張する知識人の一人だ。人生には恋愛よりももっと面白いことがあるから恋愛なんかする必要がないと松田氏は説くのだが、確かに恋愛よりも面白いことは人生にあるのかもしれないが(ひょっとしたら無いという人もいるかもしれない)、だからといって恋愛はするなというのはいかにも短絡のような気がするし、そもそも、人生に面白いことがあるか否かにかかわらず、異性に対する恋愛感情というものは生理現象のように自然と沸き上がってくるもので、止めろといわれても止められない性質のものではないだろうか。

恋愛の話が出たついでに性行為についても少し触れてみる。小谷野氏の本をまた参考にさせてもらうと、動物の性行為は生殖、つまり種を絶やさないためにあるということについては、誰も異論がないだろう。鶴公園の丹頂鶴も当然その例外ではないだろう。では人間の場合はどうだろうか。人間の場合も動物同様、子孫を残すために性行為、つまりセックスをする、これも異論のないところであろう。しかしながら、人間の場合は動物と違い、セックスをするのは子孫繁栄ためだけとは限らない。単に楽しむため、気持ち良くなるために人間はセックスをする、ここが人間と動物と区分するポイントになっている。

もし、動物も人間同様、気持ち良くなるために性行為を行うとすれば、発情期に係わらず年がら年中オスとメスは交尾ばかりすることになってしまう。サルのマスターベーションという話を聞いたことがあるだろうか。オスのサルにマスターベーション(自慰行為)を教えると死ぬまでやり続けるという話だ(真偽のほどは知らないが)。動物は人間より単純であるから、楽しむためのセックスをもし動物が覚えてしまったら、多分避妊もできないであろうから、四六時中交尾をして動物の数は幾何学的に増えてしまうかもしれない。


疲れているせいか、変な話になってしまった。全国的に寒くなってきて、関西のほうも紅葉が進んだだろうか。いよいよ明後日は京都だ。

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