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歴史はスターバックス、夜に作られる。 [銀座]

IMG_0589.JPGいよいよオバマ政権が始動した。経済問題、イラク問題など難問山積で、若い新大統領の力量がただちに試される。ところで昨日の就任演説であるが、各紙を読むと期待したほど華やかなものではなかったようだが、裏を返せば、それだけ目の前に厳しい現実が横たわっているということなのだろう。

ところで、今回の就任演説をはじめ、大統領がスピーチをする際にはその草稿を専門に書くスピーチライターという人物がいるのだそうだ。なるほど、超多忙のアメリカ大統領がスピーチ原稿をすべて自分で書くことは時間的に不可能なことに違いない。昨日の就任演説草稿は、若干27歳の首席スピーチライターが、ワシントンのスターバックスでコーヒーを飲みながらしこしこ書き上げたものらしい。世界が注目する就任演説と、街の喫茶店というアンバランスが、何となくアメリカらしいところがあって面白いが、このように、大変重みのあることがらが些細な場所で決められるということは、日常的に我々のまわりにもあることのような気がする。

多少不謹慎な話にもなるかもしれないが、人事の話を例にとってみると、経営幹部が宴席で集まった折に人事異動の話が出て、その場で大体の人事が決まるということは現実にあるものだ。人事の話は大切な話なのだから、日中、防音の会議室に入りしらふで真剣に討議されるべきものかもしれないが、往々にして会社以外の場所で決まるものなのである。だからといってその決定が、日中会議室で真面目に討議したものに比べて遜色があるのかといえば、決してそんなことはないのだ。私の言いたいことは要するに、大切なことはいつも中味の問題であって、形式にこだわりさえすれば良いものが出来るわけではない、ということである。

さて、今日はアラゴ(50歳前後の意味)の部長さん2名に声をかけて銀座の居酒屋で一杯やった。世間話やバカ話をするのが目的だが、せっかくの機会なので春の人事異動の件をちらっと出してみた。酒の勢いもあったのだと思うが、随分言いたい放題言っていたように思う。彼らの意見は参考にはするが、あくまでも参考である。それにしても今日はよく飲んだ。本当に久しぶりに午前様になった。

来週後半には釧路、そして東京に戻った次の日からオーストラリアに行く。オーストラリアは夏真っ盛りだ。釧路とオーストラリア(ブリスベン)ではこの時期、日中の最高気温で30度くらいの違いがある。体調のほうが心配である。

銀座をふらついていたらルイ・ヴィトンのお店を見つけた。ただ、それだけ(写真)。

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