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東京モーターショー、昔はトラックが主役です。 [銀座]

DSC_0031.JPGオーストラリアに先日出張したとき、日比谷公園に集まった派遣労働者を日本の政府はどうするつもりなのか、そんな質問を先方の会社の人から受けた。どうやらオーストラリアでも派遣村のニュースが流れたらしい。

日比谷公園というと何を連想されるだろうか。有名アーティストのコンサートが行われる日比谷野外音楽堂、カレーで有名な松本楼、日比谷公会堂といったあたりだろうか。ご存知の方もいるかもしれないが、昭和29年、第一回全日本自動車ショウが開催されたのが日比谷公園だった。全日本自動車ショウはその後名称を「東京モーターショー」と変え、現在は千葉幕張メッセを会場にしている。

第一回全日本自動車ショウの様子が『東京あの時ここで』(共同通信社編)に書かれていて興味深い。「展示された276台のうち、乗用車はわずか17台。当時の自動車産業はトラックが主流で、ほかにバス、オート三輪、オートバイが大半を占めた。会場には来場者用の駐車場が設置されたが、並んだのは自動車ばかり。マイカーを持つことは、庶民にとって「夢のまた夢」の時代だった。」。当時の写真を見てみると、コンパニオンが自動車の横でにこやかに笑っていて、今と同じなのが面白い(ただし、服装は地味である)。

これは今からたった55年前の話である。第二回全日本自動車ショウにはクラウン、ダットサンが登場して脚光を浴び、その後日本は「自動車大国ニッポン」の坂を一気に駆け上がり、そして昨年、トヨタはアメリカのGMを抜き販売台数世界一の座についたのだ。55年。人間に置き換えてみれば還暦に近い。ウィキペディアによると、還暦になると赤色の衣服を贈るのは、再び生まれた時に還るという意味があるらしい。自動車産業は大転換期にあることは間違いないような気がする。

さて、今日は午後から出勤。普段仕事をさぼっていると必ずこういう形でツケが回る。夕方まで仕事をして、それから銀座に出てみた。写真は三越の前から和光を撮ったもの。

月曜日、急きょ札幌日帰り出張となった。都合がつけば雪まつりも少し覗いてこようと思う。今日は疲れたので早めに寝ることにする。

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