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金賢姫さん、元死刑囚でも、元工作員でも、ありません。 [銀座]

IMG_0036.JPG昨日、拉致被害者田口八重子さんの長男と兄が韓国で金賢姫さんと面会した。北朝鮮による拉致に関する新事実はなかったが、田口さんの家族及び拉致被害者家族会にとっては決して小さくない一歩であったに違いない。拉致被害者家族会が金さんとの面会を要請していたとはいえ、実際には日本、韓国双方の政治的思惑、利害が一致して実現したと見ていい。韓国の李政権は北朝鮮に対する対決姿勢を明確にしたい、日本の麻生政権は外交でポイントを稼ぎたい、そんな政治的事情があった。でも、たとえどんな事情があったにせよ、このような形で北朝鮮の内情を知る人物と直接接触できた意義は大きい。

さて、皆さんも気づかれたことと思うが、マスコミの多くは金賢姫さんの呼び方を「金賢姫元死刑囚」としている。記者たちが「談合」でそうしたのかどうかは知らないが、試しに、主要日刊紙がどう表記しているのかを調べてみたら、「金賢姫元死刑囚」と表記していたのは日経、朝日、毎日、読売の4紙、「金賢姫元工作員」と表記していたのは産経、東京の2紙だった。私は法律論やマスコミのルールを知らないので「金賢姫さん」と便宜的に表記してみたが、多くの人は「元死刑囚」「元工作員」という表記にどことなく違和感を覚えたのではないだろうか。

大韓航空機爆破事件の犠牲者家族からすれば、金さんは爆破実行犯として一生許すことはできない「犯人」なのかもしれないが、北朝鮮の特異な政治体制を考えるとき、彼女をいつまでも責め続けることは少し酷なような気もする。ご存知のように、彼女は韓国で一度死刑判決を受けたが、その後特赦で開放され、現在は韓国人と普通の結婚生活を送っている。特赦になれば日本では、有罪の言い渡し自体がなかったことになる(韓国も多分同じだと思うが)。だから文字通り「元死刑囚」なのだということかもしれないが、世界でも異質な北朝鮮の政治体制、正式に特赦を受けている、これらのことを考え合わせれば、もうそろそろ「元死刑囚」「元工作員」という表記を金さんから外してあげてもよいのではないかと思う。

さて、今日は経理部の中堅社員二人と一緒に有楽町ガード下の焼鳥屋で一杯やった(写真)。いつものことだが、勢いがついてしまい、二次会で大カラオケ大会になってしまった。へらへら飲んでいたら、またまた午前様になってしまった。酒の世界、「わかっちゃいるけどやめられない」、人生イロイロ、人生エロエロ、万歳!

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