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一人旅、「一億総グルメ評論家の時代」に感謝。 [時事]

DSC_0020.JPG昨日、午前中に伊丹空港に到着し、それから京都に向かった。昨年は生憎雨に降られたが、今年は晴天に恵まれ、汗ばむような陽気だった。紅葉見物ということで、私は真っ赤なブルゾンを着ていった。最初に訪れたのは「南禅寺」(写真)。京都禅寺の最高格を誇る東山の名刹である。写真は三門から望む境内の紅葉で、定番アングルの一つである。

DSC_0038.JPG次に訪れたのは南禅寺から徒歩10分くらいのところにある「永観堂」(写真)。歌人与謝野晶子も絶賛したという紅葉の名所で、なるほど、鮮やかな紅葉が広がっていた。写真下に見える機器はライトアップのための照明で、昼間は外してもらいたかった気もするが、仕方ない。それにしても、黄色い絨毯は見事である。

南禅寺と永観堂の紅葉を見終わってちょうど昼になったので、一旦京都駅に戻って昼食を取ることにした。京都らしい食べ物をと思ったが、なかなか思いつかなかったので結局駅ビルにあった「カプリチョーザ」でカルボナーラを食べた(何とも芸がない)。その後、コーヒーが飲みたくなって同じく駅ビルにある「イノダコーヒー」に向かった。ミルクと砂糖がたっぷり入ったコーヒーであるにもかかわらず甘ったるさがないのは何とも不思議であるが、いずれにしろ美味しいコーヒーだった。

DSC_0056.JPG午後、洛南随一の紅葉名所と言われる「東福寺」(写真)に向かった。ここはとても混んでいた。写真左に見える建物は通天橋と呼ばれ、この通天橋と紅葉を一緒に撮るとなかなか絵になる。東福寺では紅葉をバックに記念写真を撮るカップルや観光客の方がたくさんいたが、私はひたすら紅葉を撮るばかりであった。

DSC_0061.JPGさて、東福寺の紅葉を見てから再び京都駅に戻り、今度は大阪を目指した。今回は梅田に泊まり、夜はミナミで一杯やる予定だった。「夜の戦い」に向けて体制を整えるため、ホテルでシャワーを浴び、下着を取り替え、ヒゲを剃ってから地下鉄御堂筋線、難波駅に向かった。先日森繁久彌さんが亡くなられたこともあり、まずは法善寺水掛不動に行った(写真)。さっそくお賽銭箱に百円玉を入れて、私も水掛不動さんに水を掛けてきた。写真左が水掛不動で、右がぜんざいで有名な夫婦善哉である。

今夜の一軒目は「新世界元祖串かつだるま法善寺店」。大阪といえば串かつ。元祖牛かつ、ウインナー、玉葱など串5本とチューハイを一杯飲んだ。それから道頓堀にある「今井」できつねうどんをいただいた。ここのきつねうどんは旨かった。だしが甘く、しつこくなくて何杯でもいけそうな感じだった。少しお腹が出てきたが、続いて目指したのは千日前にあるお好み焼きの「福太郎」。超人気店であるが、行ってみると案の定、店内は満席で入れない。ウエイティングの客もたくさんいる。これはダメだと思い、一時間くらい時間を潰そうと再び道頓堀に戻りカラオケ館に入った。

東京のカラオケ館と大阪のカラオケ館で何か違いがあるのかどうかざっと調べてみたが、何も違いのないことがわかった。たこ焼きメニューが充実しているのかと思ったが、歌舞伎町のカラ館にあるたこ焼きと同じだった。小一時間カラ館で歌った後、再び「福太郎」に向かった。途中、日本一大きいタコを使っていると言うたこ焼き屋に長蛇の列が出来ていたが、大阪でいくつか私もたこ焼きを食べたが、正直言うと、「築地銀だこ」のほうが旨いと思う。さて、「福太郎」に午後9時少し前に着いたのだが、まだウエイティングの客がいる。今回は「福太郎」は諦めることにした。

ということで地下鉄に乗って梅田に戻り、「新梅田食道街」にある立飲みの「初音」でおでんと串かつをいただいた。10人が入れば満席になる小さな立飲み屋であるが、地元ビジネスマンと袖振り合いながら一緒に飲むのはいいものである。今夜はここで打ち止めとした。

大阪に限らず、一人で旅行するときには必ず行く店を事前に決めている。その情報源はぐるなび、食べログ、そしてグルメ系ブログである。特に食べログとグルメ系ブログは役に立つ。「一億総グルメ評論家の時代」になっている、私はそう思っているが、食べログなんかは多くの庶民の声が集まって出来ているから信頼感があり、庶民にとってはミシュランよりよっぽど利用価値がある。いくら三つ星、二つ星と言っても庶民に縁のない店ばかりじゃあまり意味がないと思う。

最後は、伊丹空港で「赤福」を買って帰ってきた。ここで「赤福」さんにお願いがある。どうか4個入りの「赤福」をお土産店で売ってほしい。8個入りとか10個入りは一人暮らしの私には多すぎるから(こういう声は私だけなのだろうか?)。

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コメント 2

蝶々

karubiさん、お帰りなさい。
関西方面にご旅行だったんですね。
東福寺。春にしか行ったことなくて、『秋は紅葉がキレイなんですよ』と
聞いていましたが、本当にスゴイ!
飲みに行く前、わざわざ下着を着替える・・・
笑っちゃいけないのでしょうが、男心ですね^^
by 蝶々 (2009-12-01 01:23) 

karubi

紅葉見物はタイミングがすべてですね。
一週間早くてもダメ、一週間遅くてもダメ、今回はストライクゾーンでした。
ホテルでの下着替え、別に変なことを想定してのことではないのですが、
要は気分の問題、さあ、これから行くぞー、そういった気合いなんです。

今日から師走。本当にあっという間の一年ですね。いよいよ私も来年は
大台到達です。誰かのセリフではありませんが、恥の多い人生を私も
送っています。

karubi

by karubi (2009-12-01 07:57) 

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