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新宿深夜食堂、草食動物と肉食獣はうまくいきません。 [新宿]

IMG_0380.JPG昨夜、久しぶりに新宿ゴールデン街で大飲みした。新宿歌舞伎町は忘年会シーズンとあって、老若男女入り乱れて大混雑していた。ネオン輝く日本一の繁華街新宿歌舞伎町にも、黄色いイチョウの木はしっかりと根ざしていた(写真)。

ところで、皆さんは「肉派」と「野菜派」、どちらだろうか。私はどちらかといえば「肉派」であるが、かといって野菜が嫌いなわけではない。世の中には徹底している人というのがいるもので、私の会社の社員に、野菜を一切食べない「完全肉派」の男性社員がいる。キャベツ、レタス、ネギなど全く野菜を食べない。先日彼と一緒にラーメンを食べたとき、彼はネギを器用に避けてラーメンを食べていた。肉を食べるときも、赤身の部分ではなく脂肪の部分を好んで食べる。

彼は私より年上なのだが、これまで大きな病気をしたこともないという。人間は野菜なしで生きられるのか知らないが、その答えは彼自身が身をもってこれから証明することになるのだろうと思う。

話は変わるが、新宿花園神社近辺の路地にある小料理屋を舞台にした「深夜食堂」というコミックをご存知だろうか。新宿が舞台ということもあって読んでいるのだが、営業時間が深夜零時から午前7時までというこの小料理屋では、連日いろいろな人間模様が繰り広げられる。人間模様といえば昔「人間交差点」というコミックがあったが、これはなんとなく全体が暗かったが、「深夜食堂」はどこかに必ず救いがあるので、深刻にならずに読むことができる。

「深夜食堂」単行本第4集に「肉と野菜」という話がある。この店の常連である草野さんは実はバツイチ。店にやってくるといつも野菜ばかり食べている。一方、離婚した奥さんは肉が大好きで、今付き合っている彼氏は草野さんと違い肉好きである。野菜好きでやさしい草野さんと、肉好きでアクティブな奥さんの姿を見て「深夜食堂」の主人がこうつぶやく。「オレは草野さんが別れた理由がわかる気がしたね。しょせん草食動物と肉食獣が、ひとつ屋根の下で暮らすのは無理があったんじゃないかな。」。

主人のこのつぶやき、結構重い一言のような気がする。同棲も結婚もしたことのない私が言うのも説得力がないが、ここは思い切って言わせてもらうと、男女が一緒に生活する上で、食事はかなり大きな意味を持つような気がする。もちろん、食べ物の好き嫌いが100%同じと言うことはありえないが、少なくても50%以上食の嗜好に共通点がなければ、一緒に暮らすことは難しいのかもしれない。このことは特に国際結婚の場合に、より顕著のような気がする。

明日会社に行ったら、野菜を食べない男性社員に奥さんの食傾向について聞いてみようと思う。多分、奥さんも「肉派」のような気がする。

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