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登場しました正義の味方、貴乃花親方。 [新宿]

IMG_0427.JPG都心で初雪が降った。テレビはそのことをさも大事件のように伝えたが、どうみても大袈裟である。この程度の雪で騒いでいたら雪国の人から笑われる。しかし、よく考えてみると、私の故郷である釧路で、夏にもし最高気温が30度を超えれば大騒ぎになるに違いない。そんな北海道人をみて今度は東京の人が笑うかもしれない。

さて、今日の新聞各紙は、日本相撲協会の理事選で元横綱、貴乃花親方が当選したことを伝えた。角界改革を訴え続けたとされる貴乃花親方が事前の予想に反し当選したことを、各紙は貴乃花親方の大きな写真入りでセンセーショナルに伝えた。そして私の想像であるが、このどんでん返しの結果について国民はおおむね好意的にとらえたのではないだろうか。

貴乃花親方の理事当選がそんなに大袈裟なことなのか、というのが私の第一印象だ。調べてみたら、日経以外の一般紙はすべて、理事選問題は小沢献金問題に次ぐトップ2記事扱いだった。相撲は国技だからということなのかもしれないが、改革を訴える理事が日本相撲協会に一人入ったことが、今の世の中、一面記事になるほど重要性があることだとは思えない。

ところで、角界にどのような問題が内在していて、それがどのくらい深刻なものなのか、そして貴乃花親方はそれらの問題をどのように解決、改善していきたいのか、そういったことを我々は実はよく知らないはずだ。それにも係わらず我々は、日本相撲協会というのは古い体質を持った悪い集団、貴乃花親方はその悪を退治するために登場したヒーロー、そうした漠然としたイメージをいつのまにか持つようになっている。

「改革」「チェンジ」という言葉に我々は滅法弱い。オバマ大統領しかり、民主党しかり。「改革」「チェンジ」と聞いただけで我々は不思議な高揚感を覚えてしまう。本来なら、もっと冷静に状況を見て、もっと自ら情報を収集整理し、そしてマスコミの報道に踊らされることなく自ら判断すべきなのだが、我々は日常のことがとても忙しくてそんな余裕がないのである。会社での仕事のこと、今夜の晩ご飯の準備のこと、明日の飲み会のこと、来週行く旅行のことなど、とにかく国民は日常のことが忙しくて、時事のことを深く勉強する暇なんかないのが実情である。

そんな状況だから、たまたまちょっと観たテレビ、たまたまちょっと見た新聞、たまたまちょっと聴いたラジオの報道を、多くの国民はそのまま鵜呑みにしてしまうのである。でもそれは仕方のないことといえば仕方のないことだと思う。もともと大衆というのはいつの世も、そのような存在だから。

さて、今夜は新宿方面に住んでいる部下2人を引き連れて大久保の居酒屋で一杯やった。彼らとはその店で別れ、私は一人歌舞伎町に向かった。居酒屋でしこたま飲んで食べたのでもう一軒行くつもりはなかったが、ホームグランド歌舞伎町のエアーシャワーを浴びたい気持ちになったのだ。千鳥足で歌舞伎町をふらふら歩いていたら某有名ホストクラブの前に来た(写真)。一本何十万円もするドンペリを入れて盛り上がることで知られた店であるが、この不況下どうなのだろうか。入口付近にいたホストと思われるオニーチャンに酒の勢いで聞いてみようと思ったが、無視されそうでやめた。

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