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フードファイター vs ドリンクファイター。 [北海道]

IMG_0447.JPGフードファイターとは、テレビの大食い選手権に出てくるような人たちのことだが、我々の身の回りには結構「街のフードファイター」がいるものだ。食べることが好きなのか、それとも、食べられるから食べるのか知らないが、彼らの姿を見ていると、「食べる」ことって一体どういうことなのか考えることがある。

貝原益軒は『養生訓』で、人間が持つ基本的な欲は食欲と性欲だと言っている。また、「人はパンのみに生きるにあらず」という言葉があるが、この場合、パンとは食事のことを指しているから、この言葉は、食べることは人間にとって生きるための最低限の行為だということを暗に述べている。つまり、どちらも、人間というのは食べなければ生きていけない存在だと言っているわけで、そのことを疑う人はきっと誰もいないに違いない。

中国にいるパンダの主食は竹や笹である。パンダは生涯、竹と笹だけ食べて生きている(昆虫は少し食べるようであるが)。人間のように肉、魚、果物をバランスよく食べるなんて面倒なことはパンダには必要ない。それでも、我々が目にするパンダはどれも丸々と肥えているし、みんなに愛されて幸せなのか知らないが、いつも愛くるしい表情をしている。

人間の起源というのを私は知らないが、人間は神が創ったという人がいる。もしそうなら、いろいろなものを食べなくても生きて成長できるように人間を創ってくれたら、どんなに食生活が楽になっていたかわからない。肉も食べない、魚も食べない、食べるのはせいぜい野菜くらいで、あとは水だけ飲めば済む(ベジタリアンはこれに近い生活を送っているのかもしれないが)、我々人間がもしそんな創造物であったなら、人間の生活は実にシンプルなものになっていたかもしれない。人間をなぜこんな面倒な存在にしてしまったのか、それは神のみぞ知るということか。

さて、妄想話はこのくらいにして、フードファイターの次は「ドリンクファイター」の話。イギリス政府は先月、今年4月から、パプなどが「飲み放題」「早飲み競争」などをやることを禁止することを決めた。国民の過剰飲酒に歯止めをかけるのが狙いだという。

過剰飲酒によって暴力事件が増えているとか、社会問題化している部分があるのかもしれないが、これは私の持論であるが、酒、たばこのような嗜好品は、法律などであまり規制せずに放っておくほうがよいと思う。以前、アメリカの禁酒法のことを書いた。禁酒にしたら、密造酒を作る家庭が増えて酒の消費量は禁酒法以前よりも増加し、また、アル・カポネに代表されるギャングによる闇社会が幅を利かせるようになったという話である。酒もタバコも性も(突然、性も加わったが)、放っておくのが一番バランスが取れる、そう私は信じている。

さて、今日から来週にかけて北海道出張3レンチャン。今日は、北見日帰り出張。写真は北見の雪景色。明日は釧路に行き、来週月曜日には再び釧路に行き、その足で札幌に向かう。戻りは火曜日の夕方。フードファイターにはなれませんが、ほんの少しドリンクファイターはやってきます。

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