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正直は最善の策、角界の皆さん、諺にもありますね。 [時事]

RIMG0014.JPG角界が揺れている。力士3人が八百長を認め、それ以外にも八百長に係わった力士がかなりいるのではないかと見られている。昨年の野球賭博に続き、日本相撲協会は「災難」に見舞われている。

昨日あたりから、公益法人である日本相撲協会は解散すべき、世の中はそんな方向に流れているような気がする。もちろん、今回の騒動に関してはいろいろな考え方があると思う。ただ、「日本相撲協会を解散させるべきか否か」というセンセーショナルな議論ばかりに焦点を当てると、問題の本質を見逃してしまうような気がする。

問題の本質はズバリ、「日本相撲協会は本当の事を言う組織なのか、それとも、ウソをつく組織なのか」、その見極めだと思う。放駒理事長は「これまで八百長はなかった。あったとすれば今回が初めて」と話しているが、本当だろうか。

何年か前に、角界の八百長疑惑を掲載した週刊現代とその記事を書いたある記者を、八百長はなかったとする日本相撲協会が訴えたことがあった。裁判所は判決で「記事に書かれたような事実はなかった」とし、週刊現代及び記者に対して、日本相撲協会の名誉を傷つけたとして損害賠償の支払いを命じた。

週刊現代の記事は大変説得力のあるもので、多くの人が「八百長があったのではないか」と思った。そもそも角界の八百長疑惑は今始まったことではなく、かなり以前から存在していて、記憶に新しいところでも、元小結・板井が今から10年くらい前に、自分自身も含めて角界には八百長があることを告白したことがあった。

「物的証拠」はないとはいえ、「状況証拠」からすると八百長があったと考えるのは自然なことのように思う。それを前提に言えば、八百長に関して日本相撲協会はこれまで「ウソ」を言ってきたことになるし、裁判所も十分な審理を尽くさなかった可能性がある。当時の裁判に政治的な力(日本相撲協会を潰すなという力)が加わったとは思いたくないが、最近の検察不祥事などから考えると、法曹界も完全に信頼できるとは言えず、結構いい加減なところがあったのではと思いたくもなる。

大きく言えば、世の中のいろいろなものが変わりつつあるなかで、日本相撲協会はそれへの対応を求められているのだと思う。「ウソをつかないで正直に言う」、このなんとも単純なことが、今の日本相撲協会には必要なのであって、公益法人を解散して例えば株式会社化するといった単に形式的なことをやっても、多分問題は解決しないだろう。

さて、写真は新宿西口の思い出横丁。最近行ってないなあ。それにしても、「横丁」という言葉は温かくていいね。

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コメント 4

たかね

ご無沙汰しております。

相撲協会については、いっそのこと
株式会社に組成を変更し、タニマチあたりに出資をお願いし
正々堂々と営利組織として活動することにしたら・・・
文部科学大臣に謝る必要もないし・・・
八百長も、、「興行の一環です」 なんて。。
NHKが放送しなくなりますね

相撲「道」と相反するのでしょうか?

もともとは興行の世界であったのでしょうし
昔は地方ではやくざと繋がってないとそもそも興行もできなかったろうし
と暴力団とのつながりが騒ぎとなったときも、
それほど私は否定的でもなかったです。

縁故主義は、生理的に好きではないので
透明化、コントロールの効いた組織運営・・・
方向性としては正しいとは思うのですが

なにか、社会全体が、潔癖症にかかっているように見えなくもない
というのが昨今の感想です。
甘いですかね

by たかね (2011-02-08 14:49) 

リカ

思い出横丁で、呑んでみたいです。
by リカ (2011-02-09 14:47) 

karubi

たかねさん、こんばんは。
琥珀、行かれてますか?

相撲の世界、いろいろあります。
ビジネスの世界、いろいろあります。
家庭の世界、いろいろあります。

人生いろいろ、人生エロエロ。

清廉潔白も窮屈ですが、ある程度正直なことも
必要ですね。

いろいろありますけど、たかねさん、
がんばっていきましょう。

karubi

by karubi (2011-02-09 23:16) 

karubi

リカさん、ナイス&コメントありがとうございます。

思い出横丁、いいですよ。
もしご本当にご興味ありましたら、
ご案内いたします。

私のプロフィールの、メールアドレスまでご連絡
ください。

karubi

by karubi (2011-02-09 23:32) 

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