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酒と泪と男と女、大阪飲んで飲んで飲み倒れ。 [芸術]

午前11時30分羽田発伊丹空港行きの飛行機に乗って、2年ぶりに大阪までやってきた。今回の旅の目的はズバリ大阪居酒屋めぐり。それも梅田近辺の居酒屋を集中的にハシゴする。従って、大阪に来た時には必ず行く道頓堀は今回はなし。そして、大阪駅前ビルが今日目指すビルである。大阪駅前ビルは第1から第4まで4つのビルがあり、すべて地下でつながっていて移動が容易にできるようになっている。各ビルの地下1階と2階には居酒屋、立ち呑み屋などが多く入っていて、今夜は第1ビルから第3ビルまで居酒屋を1軒ずつ訪れた。

その前に、梅田新食道街にある串かつの「松葉」に挨拶がわりに立ち寄る。大阪に来るときはいつもこの店からスタートする。ソース二度づけ禁止のルールに従って、キス、若鳥2本、牛肉と生ビールを1杯いただいた。若鳥だけ2本注文したのは、ここの若鳥が特に旨いからだ。さて、ご存知のように、この店は客から注文を受けてもいちいち伝票につけない。食べ終わったら、料金毎に長さの異なる串を見て暗算でお勘定をしてくれる。では、飲み物はどう勘定するのか。それは、生ビールを1杯飲むと、瓶ビールの王冠が1つ客の前に置かれる。2杯飲めば王冠が2個置かれるわけだ。

松葉を出たのは午後5時前。少し顔を赤らめて外に出ると、会社帰りのビジネスマン、ビジネスウーマンがJR大阪駅などからどっと出てきた。早くも出来上がりつつあった私は眩しい太陽の下で多少気恥ずかしかったが、旅の恥はかき捨てである。顔が赤いことなどは気にせず、さっそく大阪駅前第1ビルを目指した。

IMG_0364.JPG1軒目は(正確にいうと2軒目であるが)は大阪駅前第1ビルにある大衆居酒屋「吉豊」(写真)。さっそく馬蹄型のカウンターに一人座り、レモンサワーと生レバー、たこぶつを注文した。まだ午後5時過ぎということで客は私以外に2人だけしかいなかったが、そんなことは構わずに、リュックサックを横の椅子に置いて、生レバーとたこぶつをいただいた。たこぶつは普通レベルだったが、生レバーは臭みがなくぷりぷりしていた旨かった。

IMG_0365.JPGさて、「吉豊」を出てから、早めの飲み過ぎ対策ということで、梅田のドラッグストアで買ったサクロンをアクエリアスで胃の中に流しこんだ。私の場合、飲み過ぎたときに一番効果があるのが、緑の胃薬サクロンをアクエリアスで飲むことなのである。さて、次は第2ビルを通り越して第3ビルに向かった。向かった先は居酒屋「丸岸」(写真)。ご覧の通り、焼酎の品揃えが充実している居酒屋である。しかしながら私はここでは梅酒をロックで注文した。梅酒というとチョーヤの梅酒くらいしか知らなかったが、この店には20種類を超える梅酒が揃っている。スッキリ味の梅酒を選んでもらい、肴は明太子と金目鯛の一夜干しの2品。店内には日活映画のポスターなども飾られていて、レトロ感が溢れたいいムードである。

IMG_0366.JPG胃薬を飲んだもののそれ以上に酒を飲んでいるおかげで、一向に酔いはなおらない。お腹のほうも完全に妊婦状態になっている。とても恥ずかしい。しかしながら、最後の一軒を再び目指さなければならない。場所は大阪駅前第2ビルにある立ち呑み屋「くし丸」(写真)。なんでもありの超庶民的な立ち呑み屋である。冷奴と串カツ2本(豚肉と若鳥)を肴に、レモンサワーをぐいぐいと2杯飲んだ。ところで、写真の右上をご覧いただきたい。逆さにぶらさがっているのはウイスキーではなく日本酒の一升瓶である。下の溜めの部分には1合分だけ酒が入る仕組みになっていて、客から注文を受けるとバルブを回し1合分を枡に注ぐようになっている。正直東京ではこういうのを見たことがない。さすが大阪人の知恵だなと感心した。

今日はどう考えてもカロリーの摂り過ぎである。でも、たまにはこういうのもいいだろう。ところで、大阪に来て改めて思ったが、大阪の言葉で一番気持ちいいものは「おーきに」ではないだろうか。「おーきに」とやさしく言われると、また飲みに来たくなるものである。

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