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日本一のケーキ、ここ高円寺にあります。 [高円寺]

IMGP0457.JPGJR高円寺南口すぐのところに、トリアノン洋菓子店高円寺本店がある。外観などから、あまり垢ぬけた感じがしなく一度も立ち寄ったことがなかったのだが、つい先日、業界ではこの洋菓子店は超有名店であることを知った。そのキッカケは、「2008年度ジャパンケーキショーグランプリ受賞」と書かれた大きな横断幕が店舗の外に掲げてあるのを目にしたことである。その後インターネットで調べてみると、トリアノンの洋菓子職人は毎年のようにジャパンケーキショーで入賞を果たしている実力者揃いであることがわかった。店舗はこの高円寺本店のほか、三鷹、大久保に支店がある。

それにしても、「ジャパンケーキショー」というコンテストの名称が何とも古臭く、かえって時代を感じさせていい。きっと伝統と格式のあるコンテストなのだと思うが、それにしても、洋菓子店の名店が身近にあることは嬉しかった。今年の一人クリスマスケーキはトリアノンで買うことに決めた。昔ながらのバタークリームのデコレーションケーキにしよう。なお、上の写真はこの店のカスタードシュークリームとモカロール。値段のほうは日本一にかかわらず、それぞれ200円、280円とリーズナブルである。

さて、皆さん、自分が17歳、つまり高校二年生の頃、何をされていましたか。学校に行って真面目に勉強していた方もいらっしゃるでしょう。また、スポーツなどのクラブ活動に精を出していた方も多いでしょう。なかには習い事をされていた方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしろ、普通の人の高校生活というのは、当り前のことですが学校中心になされるものです。だから、高校生の分際で、金を儲けようなんて考える人はほとんどいません。もちろん私もそんな一人でした。昨日、プロゴルフの石川遼選手が賞金1億円を突破することは確実だというニュースを聞いて、自分の17歳とは随分違うなと改めて感じたものです。

石川選手のことについては今年2月12日付の記事でも書いたので繰り返さないが、マスコミが1億円、1億円とやたら連呼するのはよしたほうがいいと思う。何故か。反感を買うからである。変な奴の反感を買う可能性があるからである。ただでさえ格差社会といわれて持てる者と持たざる者の経済的格差がより拡大しているのに、昨今の景気低迷で、経済的に苦しい階層はより生活が苦しくなっている。そんなときに、17歳の若造がマスコミにちやほやされながら1億円稼いだという報道がなされると、変なことを考える輩も必ず出てくるような気がする。事実、石川選手が出場する予定になっている「カシオ・ワールドオープン」が開催される高知県のゴルフ場で先週、クラブハウスのガラスが爆発物で割られる事件が起こった。もちろん、石川選手との因果関係は不明であるが、気味悪い。

先日の記事で、世間はスポーツ界で常に新しいヒーローを求めていると書いた。そういう意味からすれば、石川選手は文字通り男子プロゴルフ界期待の星といったところだろう。彼の名前が出だした最初の頃は、世間も全面的に彼をニューヒーローに祀り立てようとしたが、賞金という「金(かね)の話」が出だした途端、少し雰囲気が変わってきたように思う。では、他のスポーツ選手はどうだろうか。例えば、水泳の北島康介選手がどのくらい稼いでいるかという話を聞いたことがあるだろうか。また、先日熱愛報道された卓球の福原愛選手がどのくらい稼いでいるかという話を聞いたことがあるだろうか。まだ例を挙げることはできると思うが、彼らがいつまでも世間の全面的バックアップでヒーローの座に居続けることができるのは、彼らに「金(かね)の匂い」があまりしないからだろうと私は思う。

仮に北島康介選手がスポンサーなどから何十億ものギャラを手にしているという報道がなされたら、世間は多分、一気に興ざめしてしまうのではないだろうか。世間は金のことに結構シビアなのである。プロ野球界の大スター、長嶋茂雄さんが何十億の年収があっても誰も何も言わないだろう。また、演歌の大御所、北島三郎さんが何十億の年収があっても誰も何も言わないだろう。でも、17歳や20歳そこそこの若造が1億円を稼ぐことについては、あまりいい感じがしない、世間はそう感じるものなのではないだろうか。

他人の財布のことは気にしない、そう格好よく決めてみたいところであるが、現実にはなかなかそうもいかない、庶民の本音はそうなのである。

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