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人生どうせ寿命±5年、ということで今日は中野で一杯。 [高円寺]

00000021.JPG「ハドソンリバーの奇跡」、そんな映画がしばらくすると観られるかもしれない。離陸直後、両翼のエンジン故障が発覚したとき、管制塔は最寄りの空港に着陸することを指示したらしい。だが、空軍出身のベテラン機長、チェスレイ・サレンバーガー氏はハドソン川への着水を決断。乗客・乗務員155人は全員無事救出された。一歩間違えると、ニューヨークの住宅街に墜落して大惨事になるところであったが、間一髪、機長の見事な判断が危機を救った。

今朝の読売新聞コラムはこの件を取り上げてこう書いている。「全員が脱出したあと、チェレス・サレンバーガー機長はいつ川底に沈むやも知れない機内に残り、2度にわたって通路をくまなく行き来して乗客が残っていないことを確認している。本物の玄人を見たあとである。たとえ酔った勢いにせよ「おれは・・・のプロだぜ」と粋がったせりふは、ちょっと気恥ずかしくて口にできそうもない。」。

本物のプロというのはほとんどいない、そういうことをここ2度ほど書いたが、サレンバーガー機長は数少ない本物のプロなのかもしれない。それは単に狭いハドソン川に機体を上手く着水させる技能が有しているという点で本物のプロと言っているのではない(そのような技能なら多くのパイロットが有しているに違いない)。修羅場において、どの選択肢が最良の結果をもたらすのか、それを過去の経験などを踏まえて瞬時に判断できる総合力を持っていた、そして、乗客・乗務員の生命安全を最優先するという機長としての基本を忘れなかった、これらの点からサレンバーガー機長はプロの名に値するに違いない。

今回は155人全員が助かるという最良の結果になったが、仮に犠牲者が出ていたら、管制塔の指示に従わなかった機長の判断を非難する人間がきっと出ていたに違いない。何でもルール、ルールと声高に叫ぶ杓子定規で常に批判的な人間というのがどこにもいるものである。そして、そういう人間ほど「有事」にはうろたえて何もできないものである。ちょっと話は違うかもしれないが、会社には、理屈っぽく経営批判ばかりしている社員が必ず何人かはいる。彼らの仕事ぶりをよく見てみると、総じて「仕事が出来ない」社員であることに気づく。皆さんの周りにもこういう口ばかり達者で何の役にも立たない人間がいるでしょう。

さて、今月6日に受けた人間ドックの結果が届いた。昨年の総合判定C(経過観察を要する)だったが、今年はF(治療を要する)に悪化してしまった。報告書をよく読んでみると、治療が必要とされたのは血液検査で判明した高脂血症、なかでも中性脂肪の値が昨年の136から今年は247に跳ね上がり(基準値は149mg/dlが上限)、内科で治療を受けて下さいと書いてあった。中性脂肪の値が上がる主な原因は糖分(アルコール、甘いもの)の摂り過ぎや運動不足で、私の場合両方とも該当している。

ご存知のとおり、今年からメタボリックシンドロームに関しても検査の対象になった。報告書を見ると「腹囲92.5㎝」と記載されていて、所見欄にはズバリ「メタボリックシンドロームに該当します」と明記されていた。多分そうなるだろうことは検査前からわかっていたが、正式に宣告されると「感慨深い」ものがある。

まあ、健康はもちろん大切であるが、健康、健康とあまり神経質になるのもどうかと思う。誰かが書いていたが、人間の寿命は生まれながらに決まっていて、健康にいくら注意を払っても生まれたときに決まっている寿命+5年、逆に、どんなに放蕩な生活をしても寿命-5年、つまり、人間は生後どんな生活を送ってみても寿命±5年の範囲内でしか生きられない、そういうことらしい。これを読んだとき、「そーか、自然体で生きていけばいいのだ。」、そう私は思った。

ということで、今日は中野の名居酒屋「らんまん」に行ってきた(写真)。〆さば、タコぶつ、そしておでんを少し食べてきた。酒は熱燗。でもこの日本酒、けっこうカロリー高いんだよね。


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