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雨、私はいつ、世の中の傘になれるのか。 [映画]

xu-jinglei3.jpg今日は朝からずっと雨が降っている。濡れるのが嫌だからどこにも外出せずに家にいる。午後、テレビで競馬中継を見ていたら、この悪天候のなかでも競馬は行われている。ただ、激しい雨が降っていても、馬は傘を差してはいない。当り前のことである。雨が降る。傘を差す。雨に濡れないために。やはり、人間だけが傘をさすのだろうか。

亡くなった阿久悠さんはエッセイで、歌謡曲の場合、傘は単に雨に濡れないためのものではない場合が多いと書いている。なかでも阿久さんが仰天したのは、川内康範が作詞して森進一が歌った「おふくろさん」に登場した「傘」だそうだ。

おふくろさんよ おふくろさん
空を見上げりゃ 空にある
雨の降る日は 傘になり
お前もいつかは 世の中の
傘になれよと 教えてくれた
あなたの あなたの真実
忘れはしない

雨と傘に関する曲はたくさんあるが、千家和也が作詞して三善英史が歌った「雨」に登場する女性は雨が降っているにもかかわらず傘を持っていない。雨に濡れながらひたすら愛する男性を待ち続ける。

雨にぬれながら たたずむ人がいる
傘の花が咲く 土曜の昼さがり(1番)
雨にうたれても まだ待つ人がいる
人の数が減る 土曜の昼さがり(2番)

さて、雨にも種類がある。阿久さんが作詞して八代亜紀が歌った「雨の慕情」は日本レコード大賞を受賞した名曲であるが、なかでも何度も繰り返される「雨々ふれふれ もっとふれ」の歌詞は耳から離れない。この場合の雨は多分、「どしゃぶりの雨」だろう。

一方、欧陽菲菲が歌ってヒットした「雨の御堂筋」に登場する雨は「霧のようなやさしい雨」だ。余談だが、「小ぬか(糠)雨」という言葉を初めて知ったのはこの曲のおかげだった。

小ぬか雨降る 御堂筋
こころ変わりな 夜の雨

海外に目を転じると、カーペンターズに「雨の日と月曜日は」という曲がある。雨と日と月曜日はいつも気が滅入ってしまう、そんな内容の曲だったが、今日のようにせっかくの土曜日に雨が降ると、私なんかは猛烈に気が滅入ってしまう。

さて、今日から16連休する会社があるらしい。私は貧乏症で3日も会社を休むと何となく不安な気持ちになってしまう。ところが、私の会社も5月1日から6日まで6連休になるので、どう過ごすのか今から対策を練らなければならない。もちろん、旅行はしない。仕方ないので、普段行かない都内の繁華街を毎日まわってみようかと思う。あとは映画。ジャッキー・チェン主演の「新宿インシデント」が1日から公開されるので、これは観なければならない。

写真は「新宿インシデント」に出演する中国人女優、シュー・ジンレイ。なかなかの美人。

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