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ココ・シャネル、指に挟んだタバコが似合う。 [映画]

audrey_tautou_4.jpgこのところ一人カラオケボックスに行っていないが、行ったときは第一興商のDAMで歌うことにしている。もう一つJOYという機種もあるが、キーがDAMと微妙に違っていて、DAMで歌い慣れているとJOYはとても歌いにくい。そのDAMでよく歌われる昭和歌謡曲のランキングを第一興商が発表した。

第1位は石川さゆり「天城越え」、第2位は岩崎良美「タッチ」、第3位はイルカ「なごり雪」となっている。演歌「天城越え」の第1位は意外だった。年輩の方々のカラオケボックス利用が増えているとはいえ、まだまだ利用者の多くは10代から30代の若者だ。銀座や新宿のクラブに行って歌唱力のあるホステスさんが「天城超え」を熱唱する姿はよく目にするけど、若い女性がそう頻繁に歌うとは思えない。ちなみに、発表されたベスト20のなかで私がたまに歌う曲が1曲だけあった。それは辛うじて第20位に食い込んだ「ロンリーチャップリン」。どうやら私が日頃よく歌う曲はDAMではマイナーな曲ばかりのようだ。

さて、話は変わる。かのマリリン・モンローは「寝るときに身につけるのはシャネルの5番だけよ」と言ったそうだ。シャネルの5番とはご存知の通り、世界的デザイナーだったココ・シャネルが作った香水のことだ。シャネルは1883年にフランスに生まれ、1971年に87歳で死んでいる。幼少時代は孤児院で生活するなど恵まれたものではなかったが、その後デザイナーとしての才能が開花し、シャネルを世界的なブランドに育ち上げた。「機能的でエレガント」が彼女のモットーであったが、私生活では数多くの資産家、芸術家、詩人などと浮名を流し、弟二次世界大戦時には敵国ドイツの協力者ではないかと疑われるなど、常に世間の耳目を集めた(山口昌子著『シャネルの真実』)。

そのココ・シャネルの半生を描いた映画「ココ・アヴァン・シャネル」の宣伝用ポスターがフランスの公共機関で締め出されている。そのポスターには、シャネルがタバコを指で挟んでいる姿が映っている。これが、タバコやアルコールを公共機関で広告をすることを禁じた法律に抵触するというのだ。この動きに対して「行きすぎた規制だ」との反論もあり、議論が起こっているらしい。

ポスターを見ると確かにタバコは持っているが、タバコ自体の宣伝を目的として作成されたポスターでないことは明白であり、私も「行きすぎた規制」だと思う。喫煙者でない私でさえ、昨今の禁煙ブームには閉口することが多い。その極めつけは、居酒屋やパチンコ店などで禁煙を努力義務とした神奈川県の条例である(もともとの条例案では「努力義務」ではなく「完全禁煙」だった)。

タバコやアルコールと人間の付き合いは古代からあるそうだ。それだけ深く付き合ってきたタバコやアルコールを急に止めろというほうが不自然なのである。タバコやアルコールは健康によくないとか、他人に迷惑をかけるとか、いろいろ理屈を言ってそれらを排除しようとする潔癖人間をたまに見かけるが、そういう人間のほうが私からすると煩わしくて協調性がなく、自己主張だけを突き通そうとする鼻もちならない人間で、甚だ迷惑である。

さて、今日は釧路に来ている。これから午後、支店で仕事。二日前には10センチの積雪があったそうだ。来月はまた釧路、札幌と出張が続く。さしずめ「北の旅人」といったところだが(そんなカッコよくはないが)、ちなみに、第一興商よく歌われる昭和歌謡曲で石原裕次郎「北の旅人」は第6位だった。

写真は、映画「アメリ」でお馴染みのオドレイ・トトゥ。映画「ココ・アヴァン・シャネル」に出演する。

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