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新宿ゴールデン街、勝った、負けたと、騒ぐじゃないよ。 [新宿]

DSC_0055.JPGさて、今日はメーデー。労働者の祭典だ。といっても、昔のように労使が激しく対立する時代は終わりを告げている。経営の責任を経営者だけに求め、労働者である社員は涼しい顔をしているという構図はもう成り立たない。それほど企業の経営環境は厳しいと言うことである。労働者も経営の当事者意識を持つように発想転換をしないと、無能な経営者とともに沈没してしまうに違いない。

さて、もう少しすると5月2日になる(今、酔っ払いながらこの記事を書いている)。その次の日、5月3日は私事で恐縮であるが、私の49回目の誕生日である。来年はいよいよ50歳になるわけである。なんとなく感慨深いものがあるが、20代の若い頃、自分だけは歳を取らないという漠然としたイメージを持っていた。現実にはそんなことは当然ないわけであるが、自分だけは他の人と違うのだ、そうありたい、そんな傲慢な気持ちがあった。でも現実は冷酷、皆に平等で、他人と全く同じペースで私も歳を取ってきた。

5月3日の日曜日、中央競馬ではG1レース、春の天皇賞が開催される。今回の天皇賞は軸馬が見当たらず、大波乱の結果になる可能性も高い。ビックレースなので私も久しぶりに馬券を買うことにするが、出来れば馬券を的中させ、誕生日を盛大に祝いたいと思う(もちろん一人で祝うのだが)。ただ、ギャンブルの常道で、こういう山っ気を出すと馬券は必ず外れる。美空ひばりの歌ではないが「勝つと思うな 思えば負けよ」ということになる。

私の会社に、競馬好きの男性社員がいる。彼はいつも「この馬100%、絶対来ます!」とゴリラが胸をバシバシ叩くように自信満々の表情で、予想を解説してくれる。彼の辞書には多分、競馬で負ける、という文字はないのかもしれない。では結果はどうなのかというと、間違いなく半分以上、彼の予想は外れている(負けたときの彼の表情は声をかけられないくらい暗い)。重い口を彼は開こうとしないが、1年間トータルで見ると多分、彼の競馬投資の収支計算はマイナスになっているはずだ。

ギャンブルの世界でもビジネスの世界でも同じだと思うが、勝負は勝つこともあれば負けることもある、そして、これらの世界には必ず人知を超えた何かが作用することがある。だから、今度は水前寺清子の歌になるが、「勝った、負けたと騒がない」という心構えがギャンブラー、ビジネスマンには必要になる。常に勝つことしか念頭にない人間は、必ずどこかで躓く。少し前になるが、何とかドアとか何とかファンドのアメリカかぶれした投資家がガムやチョコレートを買うように次々と企業を買収し、そして失敗したが、この事件などは、自分たちには連戦連勝しかない、自分たちはオールマイティーで強い、こうした発想が引き起こしたものであると捉えられるような気がする。

さて、今日はメーデーで会社は休みであったが、朝から出勤した。こういう日は黙って家には帰れない。必ず、どこかで飲む。今夜は新宿歌舞伎町(写真)で一人中華料理を食べたあと、新宿ゴールデン街三番街にある美人ママさんがやっているバーに向かった。カウンターでウィスキー、ビール、最後は日本酒を飲んでジ・エンド。それにしても、今夜の新宿は盛り上がっていましたよ。

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蝶々

karubiさん、お誕生日おめでとうございます。
明日の天皇賞は、私も電話で何か買おうかな?と思っています。
GWは、良狗を連れて、山でのんびり・・・
しているように見せかけて、心の中では、博打打の血が騒いでいるという感じになります^^;
by 蝶々 (2009-05-03 01:24) 

karubi

蝶々さん、コメントありがとうございます。
今日は天皇賞を取って、一人でパーッといく予定です。
良狗ちゃんと散策、いいですね。
私ももっと自然に親しんだほうがいいのかもしれませんが、
相変わらず都会のネオン街ばかり散策しています。

karubi

by karubi (2009-05-03 10:19) 

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