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ああ上野駅、堀北真希ちやんの胸にはでっかい夢がある。 [芸術]

DSC_0072.JPGDSC_0064.JPGゴールデンウィークは今日から本格化する。私は久しぶりに上野に行くことにした。上野といえば美術館、上野動物園、アメ横あたりをイメージするが、上野といえばズハリ「上野駅」とおっしゃる年配の方々も多いのではないだろうか。ご存知、映画「三丁目の夕日」で、東京の小さな町工場鈴木オートに集団就職で上京した六子(堀北真希)が最初に降り立った駅が上野駅だった。

集団就職という言葉を知らない方も多くなったと思うが、戦災で焼け野原になった首都東京の労働力不足を解消するために、東北地方、北陸地方などの中学生が列車に乗って集団で上京し、東京の個人商店や零細企業に就職することを集団就職といい、昭和29年に始まり、昭和50年まで続いた。労働力不足解消の切り札として期待された彼らは当時「金の卵」と呼ばれた。そして、初めての東京で不安を抱えながら新生活をスタートさせた「金の卵」たちの応援歌として青森県出身の歌手、井沢八郎が歌ってヒットしたのが「ああ、上野駅」だった。「・・・お店の仕事は辛いけど 胸にゃでっかい夢がある」。

その上野に行ってきた。大改装され開放的な建物となった上野駅にはもはや集団就職の頃の面影はない(写真)。今日は最初に東京都美術館(写真)で開かれている「日本の美術館名品展」を観てきた。日本各地の有名美術館が所蔵する名作が一堂に会したもので見応えがあった。なかでも、ポール・デイヴォーの「海に近い」を私は気に入った。

DSC_0066.JPG東京都美術館のすぐ隣には上野動物園がある。来園者数ではあの旭山動物園に次ぐ第二位と甘んじてはいるが、日本最古の動物園としての風格は今も変わらない。上野動物園といえば何と言っても昭和47年に日中国交正常化を記念して中国から贈られたジャイアントパンダのカンカンとランランであろう。国賓並みの待遇を受け、愛くるしい仕草や表情は一気にパンダブームを引き起こした。ただ、残念ながら今はジャイアントパンダを見ることはできない。動物園に入るとゾウ(写真)、シロクマ、ペンギン、トラなど様々な動物を見ることができて楽しいのであるが、檻や柵のなかにいる彼らの姿を見ていると、「君たち人間も社会という「檻」のなかで大変だね」という彼らの声が聞こえてきそうだった。

DSC_0075.JPG上野動物園を後にして、庶民の街、アメ横に向かった。なんでも揃う、なんでも安い、それが一般的なアメ横のイメージかもしれないが、酒飲みの私にとってアメ横は昼間から大衆酒場で酔える街という側面もある。詩人で酒場放浪家(?)の吉田類さんが「大統領」(写真、この店は大統領の支店)という大衆酒場を紹介している。ガード下のお世辞にも綺麗といえない店内の上をときたま列車がガタンガタンと通り過ぎる。これがなんとなく子守唄のように聞こえて心地よい。

今日の締めは東上野にある焼鳥屋「二羽」。二年ぶりに行った。有楽町ガード下の焼鳥屋に通っていたとき、ここのマスターはあるお店で美味しい焼鳥を焼いていた。その彼は3年前に独立して奥さんと一緒に上野で焼鳥屋を始めた。「二羽」というのはもちろん、マスターと奥さんのことである。久しぶりということもあり、相当飲んだ。へべれけである。酔った勢いで今この記事を書いているので、誤字脱字は勘弁してください。   

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