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ずるい女、卑怯な女、男はみんな嫌いです。 [新宿]

IMG_0151.JPG大学時代、所属していた英語研究会でイベントがあると夜は決まって安い居酒屋でコンパをやった。札幌や小樽にある女子大や女子短大の英語研究会のメンバーも加わった拡大イベントになると100人を超えることも珍しくなく、そのときの打ち上げコンパでの男子学生の盛り上がりは尋常ではなかった。飲み放題の安い酒を飲み過ぎてトイレで吐きまくっている奴、寝ている奴、議論をふっかける奴、いろいろいあったが、男子学生が一番やりたかったことは何かといえば、それは、好きな女子学生に近づき、一緒に酒を飲み、出来ればデートの約束を取り付けることだった。

女子学生に暴行を加えた容疑で逮捕された京都教育大の男子学生も相当酒を飲んでいたに違いない。事件が起きたのは今年の2月で、学校がこの事件を被害者の母親から知らされたのが3月初旬。そして、被害にあった女子大生が警察に被害届を出したのが3月下旬。その間大学側は「教育的配慮」からこの事件を警察に通報しなかった。このことが今世間からバッシングを受けている。

この件について、法律に素人の私にはわからないことがいくつかある。どうしてもっと早く被害届を出さなかったのか。被害女子大生の母親が学校に「相談」をしに行ったと報道されているが、一体何の「相談」をしに行ったのか。学校には事件を警察に通報する法的義務があるのか。学長の「教育的配慮」とは具体的にどんな配慮なのか。事件の詳細があまり判明していない段階で、どうしてマスコミは学長を「悪者」に仕立てたがるのか、等々。

マスコミ、テレビの視聴者は「教育的配慮」を20回以上繰り返した学長に「嫌悪感」を覚えたに違いない。「嫌悪感」を覚えるのは自由かもしれないが、いつも言うように、こういうときは先入観を捨て、もっと冷静になって判断する必要がある。そうしないとマスコミに扇動されてまた新たな「魔女狩り」をすることになる。

さて、次は日本郵政の話をしたい。といっても難しい話ではなく、日本郵政が「かんぽの宿」を特定の会社に安く売ったとされることに対して、鳩山総務相が怒っているという話だ。鳩山総務相は今朝の産経で改めて怒りをあらわにしていて、記事のタイトルは「日本郵政 やり方がずるい」とストレートである。

「ずるい」。久しぶりにこの言葉を真正面から見たような気がする。記事によると、鳩山総務相は正義を愛していて、「かんぽの宿」の件は不正義な取引であり、怒っているのだそうだ。先日、世界の歴史は「嫉妬心」の歴史だということを書いたが、人間が最も嫌悪、軽蔑する人間の性向は「ずるい」「卑怯(ひきょう)」ではないだろうか。そういえば、シャ乱Qに「ズルい女」という曲があった。♪あんたちょっといい女だったよ だけどズルい女。本当にいい女でも、ずるい女とはいつまでも一緒にいられない、つんくさんの感性はさすがに鋭い。

写真は今夜の新宿歌舞伎町交差点。一杯やりたかったが、どうしてもクリーニング店に行かなければならなかったので諦めた。独身はなにかと不便である。

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