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灼熱のマラソン、愛は地球を救いません。 [新宿]

20090612-00000044-maiall-ent-view-000.jpg先週土曜日の夜、新宿ゴールデン街のある店で、カウンターに座っていたお客さんと「エドはるみ」は全然面白くなかった(すでに過去の人扱い)ということで意見が一致した。すると別のお客さんが「24時間テレビで100キロ走った彼女のギャラは億単位だった」という裏話を教えてくれた。「愛は地球を救う」という番組の趣旨に賛同してノーギャラで走ったのかと思っていたが、彼女はしっかり大金を手にしていたのだ。でも考えてみると、そのくらい貰わないと、あの炎天下で100キロなんて誰も走らないかもしれない。

萩本欽一さんが「愛は地球を救う」でマラソンを走ると聞いたときに、「死んだらどうするのだろう」と真剣に思った。24時間テレビのマラソン企画は人の命を奪うかもしれない過酷なものだから止めるべきだという考えは今でも変わらない( http://karubi53.blog.so-net.ne.jp/2007-08-19 )。また、タレントの松村邦洋さんが今年3月に行われた東京マラソンで倒れ、一時心肺停止状態になった。助かったからよかったようなもののも、一歩間違えば死んでいたかもしれないのだ。あの太った身体はどう見てもマラソンには向いていない。

さて、プロレスラーの三沢光晴さんが13日、バックドロップをかけられて頭部を強打し死亡した。死因は首の骨がずれたことによる頸髄(けいずい)損傷だった。ところで、三沢選手の死について、誰かに罪を問うことができるのだろうか。私も抱いたこの疑問について、今朝の読売がタイムリーな記事を書いてくれた。

結論から言えば、今回の場合、罪を問うことはできない。プロレス、ボクシングなどで今回のような死亡事故が起こることがあるが、選手間には、危ないワザをかけあうことについて同意があるものと見做され、これは刑法の傷害罪の例外と考えられている。バックドロップは一般的なワザであるから、相手はこのワザをかけてくるかもしれないということは、三沢選手も承知していただろうというわけだ。ただし、ルール上禁止されているワザによって三沢選手が死亡した場合は、相手の選手が罪を問われる可能性があるという。

「社会常識で考えて許されることは罰すべきではない」という考え方が法律にはあるという。通常の試合中に、通常のワザをかけられて死亡した三沢選手の場合も、相手選手に罪を問わないのはこの考え方があるからだ。それでは、マラソン経験のない65歳を過ぎたタレントを酷暑の時期に70キロ走らせる行為は「社会常識で考えて許される」ことなのだろうか。みなさんのお父さんやお母さんがもし欽ちゃんの立場になったらどうするだろうか。「お父さん、チャレンジしてみたら」と激励する人はいるだろうか。「お父さん、絶対やめて!」と止めるのが普通だろう。そう考えると、欽ちゃんの70キロ走というのは「社会常識で考えて許されること」ではないのだから、もし欽ちゃんに不測の事態が起こっていたなら、番組を制作した日本テレビは間違いなく罪に問われていたに違いない。

写真は、モデルの蛯原友里ちゃん。おのろけ交際宣言をしたそうな。


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コメント 2

ririco

お久しぶりです。

あはは、エドはるみは確かに面白くないですね。
最近見ないですし。

無謀な挑戦って無謀なのでやめてほしいです
by ririco (2009-06-18 02:17) 

karubi

riricoさん、お元気でしたか。
グーのお姉さん、もうテレビで観なくなりましたね。
そういえば、結構気に入っていたムーディー勝山もいない。
お笑い業界、生き馬の目を抜く世界ですね。

今年は誰がマラソン走るのかなあ。多分決まっていると思うのですが。
でも、マラソン自体を止めるべきですね。あまり意味ないと思うので。

karubi
by karubi (2009-06-18 07:48) 

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