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子だくさんの子供手当は、ちとおかしい。 [時事]

IMG_0493.JPG会社に入って間もない、20代前半の頃の話。六本木交差点の近くにフィリピンパブがあり、美人のフィリピーナがたくさんいて通っていた。私のお気に入りの子はスペイン人とのハーフで、他のホステスさんと比べて圧倒的に肌が白く、スタイルがよかった。あるとき私の恋心を彼女に伝えたら、彼女は「フィリピンに両親と兄弟が7人いて、彼らの面倒も見てくれるのなら考えてもいい」と言った。最初、この言葉の意味がよく理解できかったが、遊び仲間から「あまり深入りするな」と忠告され、彼女の言葉の意味がだんだんわかってくると、未練は十分あったがそのフィリピンパプから足が遠のいた。

子供手当が今年から支給されることになった。子供というのは中学生以下で、初年度の今年は一人当たり1万3千円が支給される。中学生以下の子供がいる家庭は助かるかもしれないが、どう考えてもおかしなことがこの制度にはある。

例えば、外国人の両親Aとその子供Bが日本にいる場合、子供手当は支給される。では、自国(例えば、アメリカとかフィリピンとか)にこの両親Aの別の子供Cがいる場合、Cは支給対象になるのか否か(BもCも中学生以下と仮定する)。答えはイエス、支給対象になる。だから、子だくさんのフィリピンのように、C以外にD、E、Fがいたら支給額は莫大なものになるのだ。

これに加えて今言われているのは、貧しい国で、戸籍のはっきりしていない小さい子供を養子縁組して、子供手当を受給しようとする輩が出てくるのではないかという心配だ。貧しい国かどうかはわからないが、中国の農村部にいくと、1か月1万円以下で生活している家がいくらでもある。一人子供を養子縁組すれば、来年からは一人当たり月額2万6千円もらえるわけだから、そういうことを考える奴は絶対に出てくる。

では、日本人家族の場合、例えば、両親が海外赴任し、子供が日本に居住している場合、子供手当は支給されるだろうか。答えはノー、支給対象にならない。逆に、両親が日本にいて、子供が海外に居住している場合は上述した外国人の例と同じく、子供手当は支給される。

要するに、外国人の場合でも日本人の場合でも、両親が日本に居住していさえすれば、子供がどこで何人生活していようと子供手当は支給されるということだ。

なんとなくヘンな感じがしませんか?財源の問題もあるし、このように支給対象の考え方にも検討すべき点は多々あるような気がする。参議院選挙を前にして少しでも実績作りをしたい民主党の思惑が見隠れする。

さて、釧路に来ている。調子に乗って飲みすぎた。ホテルに戻ったのが午前2時過ぎ。死にそうである。

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