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よく飲み、よく歌い、よく踊る、沖縄の生きる知恵。 [BOOKS]

DSC_0176.JPG「酒とバラの日々」というスタンダード・ナンバーがあるが、さしずめ今の私は「酒と仕事の日々」である。と、格好良く言いたいところであるが、割合的には酒のほうが圧倒的に高く、だから正確を期すと、「酒と酒の日々」ということになる。そんなこともあって、ブログの更新も遅れてしまった。

さて、先週、釧路にまた行って来た。もちろん仕事で行ったのであるが、プライベートの用事も少しあった。実は、母が先月大きな出術をして今市内の病院に入院している。不肖の息子、親不孝の息子で心配を掛けてきたことも病気の原因かもしれない。帰り際、母の見舞いに行ってきた。

釧路にいる妹が毎日病院に行って母の世話をしているのであるが、母が入院している脳外科のベテラン看護師さんから聞いた話を妹が教えてくれた。生真面目で自立心の強い人は脳の病気になりやすく、物事をあまり深刻に考えず他人を頼って生きている人は割りと脳の病気にはなりにくい、そんな内容の話だった。

この話の真偽のほどはともかく、私の母は確かに真面目で正直、いい加減なことが嫌いなタイプの人間だ。その点私はちゃらんぽらんで酒ばかり飲んでいる人間だから、年を取ると母と違う病気、例えば肝臓病、糖尿病などに罹る可能性が高い。「生老病死」とは仏教の言葉であるが、不生も不老も不病も不死も、克服できる人間は誰一人いない。

少し暗い話になってしまったが、次も明るい話とはいえない。次は沖縄の話。沖縄といえば今、普天間基地の移設問題であるが、先日鳩山総理が沖縄を訪れた際、県外移設の約束を反故にしようとする鳩山総理に対して沖縄県民は猛抗議した。「沖縄をもうこれ以上いじめないでくれ」、そんな悲痛な叫びが聞こえてきそうだった。

画家の岡本太郎さんが著した『沖縄文化論 忘れられた日本』を読むと、沖縄は古くから過酷な税の取立てに苦しんできたことがわかる。年貢のほかに、海産物、船具などの物納税があり、この他に強制労働の制度もあったというから半端ではない。

岡本さんは、厳しい税の取立てからくる貧困の地に文化とか芸術が創造される余地は全くなかったと指摘する。ただ、面白いことに、歌と踊りだけは別だった。歌と踊りは生活そのもので、これらなしに生活すること、生きることはできなかったという。そういえば、沖縄の方はよく飲み、よく歌い、そしてよく踊る(岡本さんは酒のことには言及していなかったが、多分、酒も生活そのものではなかったかと思う。)。

「沖縄をもうこれ以上いじめないでくれ」、この悲痛な叫びは昨日、今日始まったものではないようだ。

写真は、今日の歌舞伎町。作家の吉行淳之介は「しょせんこの世は色と食」と言ったが、新宿には数え切れないほどの「色」と「食」がある。

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