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人生90年、私もあと少しで「衰退期」突入か。 [時事]

IMG_0053.JPGユニクロなどを運営するファーストリテイリングは先日、今年8月期の業績予想を下方修正した。「常勝ユニクロ」にも翳りが見え始めてきた。下方修正の原因は春先の低温などとファーストリテイリングは分析しているが、本当にそうなのだろうかと思う。

私も一時期、ユニクロの商品をよく買っていた。安いし、家の中で着るシャツなんかは使い捨て感覚のもので十分だったからだ。でも、この頃はほとんど買わなくなった。その理由は一言で言えば、「飽きた」ということなのだが、別の言い方をすると「商品に個性がない」ということになるかもしれない。

いまやスーパーや百貨店でも、そこそこ品質が良くて、かつ、安いという「ユニクロ的」商品を買うことが可能になり、ユニクロの「ユニーク性」(洒落ではありませんが)が薄れたことも販売が伸びなくなった一因になっているかもしれない。タンスを開けてみればユニクロの商品ばかり、いくら節約の時代とは言え、これでは誰もがウンザリしてため息が出てしまう、そうことなのではないだろうか。

「常勝企業」としてユニクロと並び称されてきたのが「餃子の王将」である。この「餃子の王将」を運営する王将フードサービスは今日、先月(6月)の売上高が、前年同月比4.1%の減少になったと発表した。このように売上高が減少したのは約3年ぶりらしい。

先日、私のいる会社の周年パーティーで、ある来賓の方がこんな話をしていた。それは、会社(事業)の90年寿命説という話で、最初の30年は創業期、次の30年は盛隆期、そして最後の30年は衰退期、つまり90年がワンサイクルだという説である。すべての会社や事業がもちろんこれにあてはまるわけではないが、調べてみると、ファーストリテイリングの創業は1949年であるから、今年で創業61年(上の説に従うと「衰退期」)、王将フードサービスの創業は1967年であるから、今年で創業43年(同様に「盛隆期)ということになる。

この二社はいずれも実力のある優良企業であるからこれからも伸びていくのかもしれないが、一方で、世の中というのは何が起こるか本当にわからないから、知らない間に90年サイクル説に巻き込まれていることだって、無いとは言えないのだ。

写真は、家の近くにある歩道橋から撮った夕方の空。遠くに晴れ間がのぞいている。

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コメント 2

まさまさ

企業30年説はよく聞く話ですね。その創業者である社長の任期と重なる。30歳で起業したとして、30年で60歳か~。その後その事業をどう引き継いでいくか。息子が引き継ぐのか、出来のいい番頭がやるのか、はたまた辣腕の奥さんがしゃしゃりでてやるのか。
企業が毎年常に売上を伸ばすこと自体たいへんですよね。単純はことでは限界があるから、最近では、むしろ企業側が需要を掘り起こしてますよね。むりやり消費者に提案したりして。もう個人的には、技術の発展発達は、医学分野を除いてもうやめてもいいのでは?と思う。もう私には十分すぎるほど高度に成長していると思う。こんなに便利すぎる社会でいいだろうか?

それにしても毎回毎回美しい、美しすぎる写真、ありがとうございます。どこからどうやって入手?謎。
by まさまさ (2010-07-13 10:01) 

karubi

まさまささん、こんにちは。

仏教に生老病死という言葉がありますが、これは文字通り、
人間は生まれ老い、病気になり死んでいくという意味ですが、
人間はせいぜい生きても100歳までです。

一方、会社はというと、数年で潰れてしまう会社もありま
すし、創業何百年という老舗の会社もあります。先日、赤坂店
オープンに向けて漬物のことをいろいろ調べていたら、
京都のある老舗漬物店は創業が江戸時代で、もう300年以上
漬物一本で続いていることがわかり驚いたものです。

人間も会社も、どうすれば少しでも長く生き延びることが
できるのか、そのことをみんなが考えているのかも
しれませんが、多分、その答えは永遠に見つからない
のだろうと思います。でも私は、それでいいのだと思います。

ところで上の写真ですが、これは私がデジカメで昨日撮った
ものです。バカチョンのデジカメです。

karubi

by karubi (2010-07-13 12:24) 

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