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♪なぜ なぜ あなたは 「好きだ」と 言えないの?この慎み深さはどこに行ったの? [BOOKS]

noriko-aota-00225011.jpg「恋の予感」「真夜中すぎの恋」「ワインレッドの心」、これらは私がカラオケでよく歌う安全地帯のヒット曲である。安全地帯のボーカルといえばもちろん、玉置浩二であるが、彼は私と同じ北海道出身、また、年齢も近いということもあり、多少の親近感を持ちながら彼の曲を歌ってきた。

玉置浩二は誰もが認める「天才アーティスト」だから、天才にありがちなさまざまな「脱線」は仕方ないと思うが、青田典子(写真)との結婚にいたるまでの彼の言動を見ていて、これはさずかに如何なものかと思った。決定的だったのが、芸能レポーターたちを前に行った熱いキス。玉置浩二が「僕のこと好き?」と聞くと、青田典子が「好きよ」と答える。これを受け玉置浩二も「僕も好きだよ。じゃー、キスしよう」と言って二人は何の躊躇もなくキスをするのだ。キスが悪いと言っているのではない。愛を確かめる会話やキスは、別のところで二人だけでやってください、そう言っているのだ。

さて、新潮選書に『裸はいつから恥ずかしくなったか 日本人の羞恥心』(中野明著)という本がある。今から約150年前、アメリカのペリーが日本にやってきた頃であるが、その頃はまだ、日本の浴場の多くは混浴で、たくさんの老若男女が利用していた。このことは、当時の日本人には、公衆の面前で全裸になることに対する羞恥心というものがなかったことを意味している。したがって、今日のように暑い日には、男女は家の中でも外においても、上半身裸で暮らしていたという。

明治になり、訪れる多くの外国人に配慮する観点から(当時外国では、公衆の面前で裸体を晒すことは不道徳と考えられていた)、混浴禁止、裸体に関する取締り(屋外での裸体露出禁止、猥褻物の販売禁止など)などを明治政府は実施する。しかしながら、これらの取締りが徹底されるのにはもちろん時間がかかった。もしペリーによる開国が遅れ、鎖国がもっと続いていたならば、我々の祖父や祖母の時代(明治後期)には混浴はまだ一般的なことであったかもしれない。

外国人の目を気にすること、このことが、裸に関する羞恥心を日本人に植えつけるきっかけになったわけだが、だからというわけではないが、玉置浩二も青田典子も、もっと他人の目を気にした、言い換えれば、もっと羞恥心を持った言動をしてほしいとつくづく思う。

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コメント 6

まさまさ

そうは言っても、ゴルフの海外メージャー大会等で、優勝者がその奥さんと最終ホールあたりで熱く抱擁する姿は、理屈抜きで美しい。ましてや、その近くに小さな子供とかいたら、なおさらのこと感動を呼んでしまう。

日本人のキスは、慣れていないせいか、見るほうも、するほうもぎこちない。

愛情表現のひとつがなぜ「キス」なのか?どなたかご教示ください。
(天ぷらでは、キスはなかなかおいしいのだが)


by まさまさ (2010-07-20 07:15) 

蝶々

karubiさん、お久し振りです。

玉置と青田のキスは、わたしも気持ち悪いと思いました。
良いオトナの二人のキャラから、即・性行為を連想するので、ダメです。
『僕も好きだよ』と、ズボンでも脱いだように見えました。

そして、彼らの結婚も長くは持たないと・・・

キスは、唾液に含まれる微量の
男性ホルモン・女性ホルモンの交換を行い、
より、性行為にたいする意欲を高めるそうです。

揚げたてのキスを、岩塩で・・・^^




by 蝶々 (2010-07-20 18:46) 

karubi

まさまささん、こんばんは。
なるほど、公衆の面前で自然にキスをする習慣が
日本人にはないので、電車の中で若者がいちゃいちゃ
した挙句にキスをする光景に出会うと、我々オジサン
世代は完全に引いちゃいますね。
それにしても、玉置浩二の結婚5回目というのは凄い
ですよね。男の甲斐性ですかね。
それにくらべて結婚経験のない私は。。。。。。。。

karubi
by karubi (2010-07-20 20:24) 

karubi

蝶々さん、ご無沙汰しています。
東京も暑いですけど、名古屋も猛暑のようですね。
体調を崩さないようにしてください。

「僕も好きだよ」がズボンを脱いだように見えた、
さすが世界の蝶々さんは感性が鋭いですね。
私もこの二人を見ていると、「セックス」という言葉
した思い浮かびませんし、また、玉置浩二の喋り方は
とても不愉快に感じます。

当分、「恋の予感」も「ワインレッドの心」も歌う気には
なれないような気がします。

karubi

by karubi (2010-07-20 20:42) 

たかね

玉置浩二の歌でも聞くのです。「メロディ」
歌詞が好きだったのです。過去形なのです。

♪♪♪

あんなにも好きだった きみがいた この町に
いまもまだ 大好きな あの歌は 聞こえてるよ
いつも やさしくて 少し さみしくて

あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
ぼくたちは 幸せ 見つめてたよ

なつかしい この店の すみっこに 置いてある
寄せ書きの はじのほう きみと書いた ピースマーク
みんな 集まって 泣いて 歌ってたね

あの頃は なにもなくて 
それだって 楽しくやったよ
メロディー いつのまに
大切な ものなくした

♪♪♪

満ち足りると、何かを失くすのかもしれません なのです。



by たかね (2010-07-21 15:47) 

karubi

たかねさん、こんにちは。
暑いですね。昨日は「琥珀」に行って冷たいビールを
ラッパ飲みしてきました。

玉置浩二の「メロディ」、知りませんでした。
なんとなくですが、彼は5度目の結婚で終わる感じが
しないですね。ある意味、羨ましいですが。

karubi
by karubi (2010-07-22 09:26) 

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