土用の丑は、土曜の牛、ではありません。 [時事]
さて、今年の土用の丑の日は今月の26日。土用の丑の日には鰻を食べると良いと昔から言われているが、私はもともと鰻好きなので、土用の丑の日にかかわらずよく鰻を食べる。よく食べると言っても、高級鰻専門店で食べるわけではなく、スーパー、コンビニ、牛丼店などの鰻を食べるのがほとんどだ。
小さい頃、「土用の丑」は「土曜の牛」だと思っていた。「丑」の「牛」間違いは論外だが、「土用」を「土曜」と思っていた人は結構いるのではないだろうか。「土曜の牛」だから、「ドヨウノウシ」は必ず土曜日に来ると思っていた。なのに、土曜日以外に鰻を食べているので、不思議で仕方なかった。
ここからはインターネットの完全な受け売りであるが、そもそも「土用」とは、中国の五行思想から来ている言葉らしい。五行思想では、すべての出来事は木火土金水の五つの要素から成り立っていると考え、四季についても、春=木、夏=火、秋=金、冬=水と当てはめたのだが、そうすると土だけ余ってしまった。仕方ないので、土は春夏秋冬の前18日間(春であれば、立春の前18日間)に土を充てることにした(だから、「土用」は年4回ある。)。ちなみに「用」は、「はたらく」という意味で、したがって「土用」とは、「土が最もはたらく期間」のような意味になる。
さて、土用の丑の日を目前に控え、鰻丼なども販売している牛丼チェーン各社が熾烈な牛丼安売り競争を展開している(吉野家、すき家、松屋のうち、松屋は鰻丼を販売していない。)。各社は、それぞれ期間限定ながら、牛丼並盛りを250円(すき家、松屋)、270円(吉野家)と、タバコ1箱よりも安い価格で提供することを発表した。
ただ、「牛丼並盛り」と一口に言っても、スペック(ご飯の量、牛肉などの具の量、牛肉産地などの仕様のこと)が各社異なるわけだから、価格だけで単純に高いとか、安いとかを決めるのは如何なものかと思う。それはさておき、安くなることは消費者にとって良いことかもしれないし、血眼になってコストダウンを図る企業の努力には敬意を払うものの、長い目で見ると、デフレ経済がどんどん進行してしまい、気が付いたら、牛丼は250円で食べられたはいいが、生活が一向に豊かになっていない、そんな状況になるのではないかと、私は少し危惧する。
話はちょっと変わるが、ムダ削減の象徴として民主党がマニフェストで打ち出した公共事業費の削減について、このところ変化の兆しが見えてきた。どういうことかというと、公共事業費を削減しすぎたおかげで、多くの地方経済が悲鳴を上げ始め、これを受け、公共事業費の削減はもうやらないという姿勢に変わってきたのだ。私の故郷である北海道は典型だと思うが、多くの人たちが、ムダと言われる公共事業で食べている。その意味で、ムダはムダではないのだ。
話が横道にそれたが、私が言いたいことは、コスト削減とかムダ削減とか、大切なことではあるかもしれないが、あまりやりすぎると、副作用のほうが大きくなるということだ。それに、そもそも、そういう方向感を目指す社会というのはギスギスしていて私は嫌いだ。適度に馬鹿げたこと、適度に滑稽なことがあるくらいのほうが、私たちの生活は快適なのだと思う。
さて、明日はまた釧路。ちょっとだけ避暑ができると思ったら、釧路は終日雨の予報。暑いのも嫌だけど、雨はそれ以上に嫌だ。明朝は午前4時半起きだが、今夜も新宿歌舞伎町(写真)でビール一杯だけ飲むことにする(きっと三杯くらいにはなってしまうかもしれないが)。
小さい頃、「土用の丑」は「土曜の牛」だと思っていた。「丑」の「牛」間違いは論外だが、「土用」を「土曜」と思っていた人は結構いるのではないだろうか。「土曜の牛」だから、「ドヨウノウシ」は必ず土曜日に来ると思っていた。なのに、土曜日以外に鰻を食べているので、不思議で仕方なかった。
ここからはインターネットの完全な受け売りであるが、そもそも「土用」とは、中国の五行思想から来ている言葉らしい。五行思想では、すべての出来事は木火土金水の五つの要素から成り立っていると考え、四季についても、春=木、夏=火、秋=金、冬=水と当てはめたのだが、そうすると土だけ余ってしまった。仕方ないので、土は春夏秋冬の前18日間(春であれば、立春の前18日間)に土を充てることにした(だから、「土用」は年4回ある。)。ちなみに「用」は、「はたらく」という意味で、したがって「土用」とは、「土が最もはたらく期間」のような意味になる。
さて、土用の丑の日を目前に控え、鰻丼なども販売している牛丼チェーン各社が熾烈な牛丼安売り競争を展開している(吉野家、すき家、松屋のうち、松屋は鰻丼を販売していない。)。各社は、それぞれ期間限定ながら、牛丼並盛りを250円(すき家、松屋)、270円(吉野家)と、タバコ1箱よりも安い価格で提供することを発表した。
ただ、「牛丼並盛り」と一口に言っても、スペック(ご飯の量、牛肉などの具の量、牛肉産地などの仕様のこと)が各社異なるわけだから、価格だけで単純に高いとか、安いとかを決めるのは如何なものかと思う。それはさておき、安くなることは消費者にとって良いことかもしれないし、血眼になってコストダウンを図る企業の努力には敬意を払うものの、長い目で見ると、デフレ経済がどんどん進行してしまい、気が付いたら、牛丼は250円で食べられたはいいが、生活が一向に豊かになっていない、そんな状況になるのではないかと、私は少し危惧する。
話はちょっと変わるが、ムダ削減の象徴として民主党がマニフェストで打ち出した公共事業費の削減について、このところ変化の兆しが見えてきた。どういうことかというと、公共事業費を削減しすぎたおかげで、多くの地方経済が悲鳴を上げ始め、これを受け、公共事業費の削減はもうやらないという姿勢に変わってきたのだ。私の故郷である北海道は典型だと思うが、多くの人たちが、ムダと言われる公共事業で食べている。その意味で、ムダはムダではないのだ。
話が横道にそれたが、私が言いたいことは、コスト削減とかムダ削減とか、大切なことではあるかもしれないが、あまりやりすぎると、副作用のほうが大きくなるということだ。それに、そもそも、そういう方向感を目指す社会というのはギスギスしていて私は嫌いだ。適度に馬鹿げたこと、適度に滑稽なことがあるくらいのほうが、私たちの生活は快適なのだと思う。
さて、明日はまた釧路。ちょっとだけ避暑ができると思ったら、釧路は終日雨の予報。暑いのも嫌だけど、雨はそれ以上に嫌だ。明朝は午前4時半起きだが、今夜も新宿歌舞伎町(写真)でビール一杯だけ飲むことにする(きっと三杯くらいにはなってしまうかもしれないが)。
2010-07-22 19:44
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私の話もどこかの受け売りではあるが、この土用の丑のうなぎ、どうもうなぎにとっての旬ではないらしい。うなぎのおいしい旬は別な時期にあるようです。
これはこれでおもしろいと思う。
先日、実家に帰った折、うなぎが食べたくなったので以前から気になっていた国道沿いの「枡XX」(岡崎)に行って、うなぎを買ってきた。(この近くを通りたびに、あのうなぎを焼くおいしそうな臭いが充満していて気になる店でした)1匹1200円という安さ。味もまんざらである。たいへんきれいとは言いがたい店ではあるが、うなぎの店とかは、小ぎれいな店よりキタナシュランに出れるような店のほうがおいしそうに感じるにはなぜだろう?あの食欲をそそるあの臭い、、、。たまらんですね。
KARUBIさん、北の大地へ、TAKE CARE!
by まさまさ (2010-07-23 09:05)
まさまささん、こんにちは。
返信遅れまして、すみませんでした。
今日は土用の丑の日。夏パテを吹き飛ばそうと、、
私も昼はうなぎをいただきました。
うなぎを蒲焼にして食べるのは多聞日本だけでしょうね。
ということで、なんとなく精がついたような気がするので、
今夜は目黒方面に突撃する予定です。
今年は暑い夏になりそうですが、お互い、ファイト一発で
がんばっていきましょう。
karubi
by karubi (2010-07-26 16:42)