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私、種の保存本能なく、人間失格です。 [時事]

IMG_0603.JPG知り合いのおじいちゃんの家に行くと、必ず見せられるものがある。それは、その家の家系図。他人の家の家系図を見せられても面白いことはないのだが、いいおじちゃんなので、うん、うん、と頷きながら毎回同じおじいちゃんの説明を聞いている。

最高裁は先日、行政書士の資格を持たない者が家系図を作成して販売したことに関して、一審、二審の有罪判決を覆して逆転無罪を被告に言い渡した。家系図を作成できるのは行政書士法にもとづいて行政書士しか出来ないという事実を初めて知ったが、それよりも、家系図の作成を依頼する人が結構存在することに私は少し驚いた。

歴史の浅い北海道で生まれ育った私は、自分のルーツは何だったのかとか、家系図を作りたいとか、そういったものに関心がない。「ルーツ」という映画が昔ヒットしたときに、自分のルーツ探しがブームになったことがあったが、そのときも私は自分の祖先がどこから来たかなんて、全く興味がなかった。

さて、去年、今年と、二年続けて私の部下が結婚した。二人ともアラフォーの男性で、去年結婚した男性には今年、子供が生まれた。こういう光景を身近に見ていると、結婚して子供を作り子孫を残すという行為は、人間が他の動物と同様に有する、種の保存のための本能的、自然的行為のような気もする。その点からすると、ルーツという自分の過去に関心がなく、また、結婚して子孫を残すという自分の未来にもあまり関心がない私は、今の自分だけが大切であって、過去と未来のことはどうでもいいという「歴史無視」の人間であって、太宰治の言葉を借りれば「人間失格」なのかもしれない。

さて、明日はクリスマスイブ。ウェザーニュース社のアンケート調査によると、クリスマスを「超楽しみ」「楽しみ」にしている人は全体の64%で、3人に2人はクリスマスを楽しみにしているという結果が出た。思ったよりも、日本人はクリスマスが好きなようだ。

明日の夜、私は多分、赤坂の店舗にいると思う。こういう商売をしてみると、クリスマスもお正月も関係がない。ただ、正直言うと、明日の夜は予約が少ない。クリスマスはやはり和風ではなく、洋風のレストランで、そういうことなのだろうか。

写真は、定点観測視点、新宿通り(三越前)。
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